Misc.

2014/01/23

Hyper-V Backup Essentials - VSS Backup Support for RHEL/CentOS 5.9/6.4/6.5 and Oracle Linux 6.4/6.5

昨年末の Linux Integration Services v3.5 for Hyper-V の提供により、RHEL/CentOS 5.8 以前および RHEL/CentOS 6.3 以前で VSS バックアップがサポートされましたが、Hyper-V ドライバーをビルトインしている RHEL/CentOS 5.9、6.4、6.5、および Oracle Linux Red Hat 互換カーネル 6.4、6.5 には VSS デーモン (hv_vss_daemon) が提供されず、バックアップに関しては逆転されてしまいました。今日は、この件の再逆転の件。

こちら (↓) の情報が先日 (たぶん昨日) 更新され、これらのバージョンでも VSS バックアップが利用可能になったことがわかりました。

CentOS, Oracle Linux, Red Hat Enterprise Linux virtual machines feature distribution map
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531026.aspx
"Live backup support for certain distributions such as RHEL/CentOS 5.9/6.4/6.5 is available through Linux Backup Essentials hosted at Hyper-V Backup Essentials."


GitHub で公開されている Hyper-V Backup Essentials で VSS バックアップがサポートされるそうです。

Hyper-V Backup Essentials
[URL] https://github.com/LIS/backupessentials/tree/1.0

早速、お試し...

Hyper-V Backup Essentials のドキュメントには curl を使用する方法が記されていますが、curl をインストールするのがめんどいので、Linux で標準的に利用できる wget でやってみます。

RHEL 6.5、CentOS 6.5、Oracle Linux Red Hat 互換カーネル 6.5 の場合...
wget https://github.com/LIS/backupessentials/tarball/1.0
mv 1.0 LIS-backupessentials.tar.gz
tar -xvzf LIS-backupessentials.tar.gz
cd LIS-backupessentials*/hv/hv-rhel6.5/rpm
./install.sh

reboot

再起動すると、hv_vss_daemon が動いていることを確認できます。ちなみに、KVP データ交換サービスをサポートする hv_kvp_daemon は yum install hypervkvpd でインストールできます。

RHEL 6.4、CentOS 6.4、Oracle Linux Red Hat 互換カーネル 6.4 の場合...
wget https://github.com/LIS/backupessentials/tarball/1.0
mv 1.0 LIS-backupessentials.tar.gz
tar -xvzf LIS-backupessentials.tar.gz
cd LIS-backupessentials*/hv/hv-rhel6.4/rpm
./install.sh

reboot 

RHEL 5.9、CentOS 5.9 の場合...
wget https://github.com/LIS/backupessentials/tarball/1.0
mv 1.0 LIS-backupessentials.tar.gz
tar -xvzf LIS-backupessentials.tar.gz
cd LIS-backupessentials*/hv/hv-rhel5.9/rpm
./install.sh

reboot 

これでめでたく、みんな仲良くオンライン バックアップできるようになりました。
というわけで、私が勝手に更新した機能一覧も変更しておきました。

2014/2/13 追記) ↓ 2/12 に正式なリストに RHEL/CentOS/Oracle Linux 6.5 が追加されました。動的メモリのホット アドは既定で無効になっているので、/etc/udev/rules.d/100-balloon.rules を作成して SUBSYSTEM=="memory", ACTION=="add", ATTR{state}="online" と書き、有効化する必要があるそうです。





FreeBSD (10.0、8.3、9.1、9.2、および FreeNAS 9.2.1)
×ばかりになると思うので、一覧にはしません。コア機能 (シャットダウン連携、時刻同期、ハートビート、ストレージ VSC、ネットワーク VSC)、ライブ マイグレーション、KVP データ交換、KVP IP インジェクションくらい?


関連する投稿:

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and FreeBSD 10.0-RELEASE & hv-kvp-1.0
[URL] http://yamanxworld.blogspot.com/2014/01/windows-server-2012-r2-hyper-v-and_20.html
Linux Integration Services v3.5 for Hyper-V (速報+)
[URL] http://yamanxworld.blogspot.jp/2013/12/linux-is-v35.html
Windows Server 2012 R2 Hyper-V and CentOS 6.5 Guest 
[URL] http://yamanxworld.blogspot.jp/2013/12/windows-server-2012-r2-hyper-v-and.html
Windows Server 2012 R2 Hyper-V and RHEL 6.5 (速報+)
[URL] http://yamanxworld.blogspot.jp/2013/11/windows-server-2012-r2-hyper-v-and-rhel.html


(しつこく PR) Hyper-V の Linux 対応について詳しく知りたい方は、1/30 発売の『Windows Server 2012 R2 テクノロジ入門』→をお勧めします。先ほど、見本とどきました。前著 (下) と比べて、これだけ厚くなって、お値段そのまま。Hyper-V の Linux 対応については、もう、このブログのほうが最新情報ですが、ちゃんとまとまってます。(/しつこく PR)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。