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2011/01/24

App-V にあっぷっぷ: %SFT_SOFTGRIDSERVER%

App-V を評価する際に、OSD ファイルの %SFT_SOFTGRIDSERVER% をコンピューター名や FQDN に書き換えてしまうことが多いようです。App-V Streaming Server を使用したリモート拠点への展開や NLB による負荷分散など、実際の運用と将来の拡張を考えれば、標準の %SFT_SOFTGRIDSERVER% で仮想アプリケーションを展開する方法に慣れておく (知っておく) 必要があるかも。



App-V Sequencer でアプリケーションをシーケンスすると、パッケージ (.sft) のソース URL として既定で %SFT_SOFTGRIDSERVER% が設定されます。この設定は、OSD ファイルに書き込まれます。

スタンドアロンサーバー構成で App-V を評価する場合、%SFT_SOFTGRIDSERVER% を実際のサーバー名や FQDN に書き換えるという手っ取り早い方法を選択しがちです。Default Application をテストする場合も、DefaultApp.osd 内の %SFT_SOFTGRIDSERVER% をサーバー名に置き換えたりとか。

%SFT_SOFTGRIDSERVER% のままでアプリケーションを展開する場合は、App-V クライアント側の環境変数に SFT_SOFTGRIDSERVER を作成し、サーバー名や IP アドレス、FQDN を登録しておく必要があります。

このとき、ユーザー環境変数では NG です。必ずシステム環境変数に設定する必要があります。

Windows Server 2008 以降の Active Directory ドメインがあれば、グループポリシーの基本設定を使用することで、システム変数をクライアントに展開できます。

なお、Windows XP、Windows Vista クライアントを使用する場合は、グループポリシー 基本設定のクライアント側拡張をインストールすることで、これらのクライアントに基本設定を展開できるようになります。

ちなみに、ユーザー変数で SFT_SOFTGRIDSERVER を設定してしまった場合、~01-10000002 のエラーコードで、アプリケーションの起動に失敗します。

パッケージのプロパティを見ると、パッケージ URL が %SFT_SOFTGRIDSERVER% のままです。

ユーザーシステム変数で SFT_SOFTGRIDSERVER を正しく設定した場合、パッケージ URL の %SFT_SOFTGRIDSERVER% が環境変数の設定値に置き換わります。

2 件のコメント:

  1. App-V関連の記事、楽しみにしています。
    最後のスクリーンショットの説明が「ユーザー変数で~」になっていますが「システム変数で~」ではないでしょうか。

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  2. 間違いのご指摘ありがとうございます。訂正しました。

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