Misc.

2019/03/20

本日の Windows Update - 2019 年 3 月 20 日(C リリース) - EUDC で BSoD? .NET CU は 1 週遅れの B?(わかりましぇーん)

Windows 10 ver 1809、Windows Server 2019、Windows Server, ver 1809 (RS5)と ver 1507 (TH1) 以外に C リリースの品質更新プログラム(CU)/マンスリーロールアップのプレビューが出ました。自動更新の対象外のオプションの更新です。Windows 10 は「更新プログラム」のチェックで、Windows 8.1 以前はオプションの更新としての配布なので無理はせずに。私はスキップ。

Windows 10 - Release information
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/windows-10/release-information

※ Windows 10 は 3 月 B リリースの既知の問題の修正は含まれていないようですし、新たな既知の問題として外字に関係する BSoD 問題がリストされてます。回避策は”フォントごとの EUDC を有効にするな”ですって。EUDC 外字使っている日本の企業さん(と個人)にとってはまさに地雷パッチ(かも)。今回のパッチをスキップしているため、実際にどうなるのかは未確認ですけど、外字で BSoD って...。

 If you enable per font end-user-defined characters (EUDC), the system will stop working and a blue screen will appear at startup.・・・ To avoid this issue, don’t enable per font EUDC."

Windows 10 Enterprise/Education/Enterprise LTSB 2016ではポリシーで自動更新を無効にしておいたほうがよいかも。Windows Server 2016 は Sconfig で「手動」にするのが簡単。

外字を使っていないという場合、この問題が長期化することに備えて、%Windir%\Fonts\EUDC.EUF と EUDC.TTE が存在するかどうかを確認して、存在する場合は影響を考慮した上で不要なら削除しておくといいかも(注:登録済みの外字は無くなります)。手元の PC には、はるか昔にテストのために 1 字だけ登録したのがあったので削除しました。 システム全体の EUDC ではなく、(ユーザーごとの)フォントごとの EUDC 設定がある場合に影響を受けるらしいです。詳細と回避策(EUDC は維持しながら)は → System stops working after update with per font end-user-defined characters (EUDC) enabled https://support.microsoft.com/en-us/help/4496149


Windows 7 SP1 and Windows Server 2008 R2 SP1 update history
https://support.microsoft.com/en-us/help/4009469/
Windows 8.1 and Windows Server 2012 R2 update history
https://support.microsoft.com/en-us/help/4009470/
Windows Server 2012 update history
https://support.microsoft.com/en-us/help/4009471/
Windows Server 2008 SP2 update history
https://support.microsoft.com/en-us/help/4343218/

.NET framework が Preview of じゃあない件


いつもなら、Windows 8.1/Server 2012 R2 以前、および RS5 に対して .NET Framework CU のプレビュー(来月の B リリースに向けたプレビュー)もオプションで一緒に出るんですが(RS4 以前の Windows 10 は Windows の CU に同梱)、今月は 3 月の .NET Framework CU そのものが出てません。そして今日、プレビューが付かない 3 月の .NET Framework CUWSUS と Microsoft Update Catalog で提供されました。リリース サイクルが破綻してきてるような気がする(1 週間遅れたから Windows Update での提供はしない?、RS5 向けのプレビューパッチも 3 月にずれ込んだし)。来週、D リリースでプレビュー CU が出る可能性は残っているかも(ヨ)。

.NET Framework March 2019 Update(← Preview of は付かない!)
https://devblogs.microsoft.com/dotnet/net-framework-march-2019-update/

History of Cumulative Updates for .NET Framework for Windows 10, version 1809(https://support.microsoft.com/en-us/help/4466961/)には右側に KB4489192 (March 19, 2019 - ...)ってのが見えてるけど、リンク先なし。4/2 付でリリースされた3 月は Windows 8.1 以前にPreview of .NET CU の配布なし?

Windows 7 向け EOS お知らせの仕込みの件


また、Windows 7 向けには、サポート終了のお知らせツール的な何かがきます(4 月になったらお仕事するらしい。1 台の Pro(物理)には重要な更新としてきたけど自動選択はオフ1 台の Pro (仮想) にはこない???。以下には自動更新がオンになってれば来るって書いてるけど... Enterprise/Edu はどうかな?)。

Windows 7 SP1 support notification
https://support.microsoft.com/en-us/help/4493132/

今回は面白そうなので、この更新だけインストールしてみた。インストールされると、Microsoft\Windows\End of Support\Notify1 と Notify 2 として %Windir%\System32\spnotify.exe のコマンドラインがスケジュールされた。現時点で実行しても何もおこらないけど、4 月(1 日?、9 日?、10 日?)になると、さて。spnotify.exe 自体には通知メッセージは入ってなくて、とある場所から HTML コンテンツ(長らくご愛用いただきましたWindows 7のサポート終了まで、残すところあと1年を切りました)を含む .cab ファイルをダウンロードしてきて表示する作りになっているように見えた。

3/25 追記: sipnotify.exe にいろいろオプション付けて実行してみたら(日付は変更していない、オプションは秘密)、4 月(18日らしい)を待たずに通知を表示させることができた。あれれ、蘭ねぇちゃん。この暗号なんて書いてるのかなぁ?
(たぶん、「今後、このメッセージを表示しない(N)」)

関連:
本日の Windows Update - 2019 年 3 月 13 日(B リリース、中継なし)
https://yamanxworld.blogspot.com/2019/03/windows-update-2019-3-13-b.html

おまけ:Windows Update のクリーンアップ 1.00 MB の削除に数日かかった件

3 月 13 日の B リリースのパッチをインストールしたあと、妙にディスク使用量が多い Windows Server 2016 仮想マシンを見つけました。Cleanmgr を実行してみたら、「Windows Update のクリーンアップ 1.00 MB」って項目を見つけました(3.99TBという有名なバグとはまた違う誤表示)。スクリーンショット忘れたので本当に 1.00 MB だったかどうかは怪しい。 (別の仮想マシンで再現した→)

それは置いといて、これを選択してクリーンアップを実行すると、半日かけてもまったく終わる気配がない。仮想マシンだったので状態の保存と再開を繰り返しながら、1日数時間ずつ回して、先ほど完了しました。計測してませんが延べ 24 時間以上かけたと思います。

結果は...

さ、30 GB 空いた! (左は今日の 11:00 頃、数日前からこの状態。右は 13:00 頃)

挙動を Procmon で監視してましたが、長々と C:\Windows\Servicing\Packages のパッケージのカタログ(.cat と .mum、1 CUあたり 2 千パッケージ以上)を 1 つずつ処理して不要なカタログを削除し、実質的なクリーンアップ(C:\Windows\WinSxS からのファイルの削除)は最後の数時間で行われました。「キャンセル」ボタンが使えますが、途中でキャンセルするとほとんど領域は増えないということ。

問題の Windows Server 2016 の仮想マシンは、インストールしてから 2 年以上たち、最近では Windows Update のために毎月 1 回しか起動せず、更新したらすぐにシャットダウンしてきたたけ、スケジュール実行される Microsoft\Windows\Servicing\StartComponentCleanup が適切に実行されることがなかったからかもしれません(実行されたとしても、このタスクはアイドル時に開始され、1 時間のタイムアウトで中止されるんですが)。

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