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2017/06/08

WSUS の製品にある Office 365 Client とは

クイック実行 (Click to Run) 版の Office デスクトップ アプリは、Windows Update では更新されず、アプリケーション組み込みの更新機能でマイクロソフトのサービスから更新するか、Office Deployment Tool (Office 2016 Deployment Tool → https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49117) で準備した更新ポイントを見に行くようにするしかないかと思っていましたが...

Office 365 ProPlus の更新については、System Center Configuration Manager (SCCM) Current Branch は 2016 年 3 月の 1602 から対応していたんですね。知らなかった。

New update options for Office 365 ProPlus using System Center Configuration Manager (March 8, 2016)
[URL] https://blogs.office.com/2016/03/08/new-update-options-for-office-365-proplus-using-system-center-configuration-manager/

Configuration Manager での Office 365 ProPlus の管理
[URL] https://docs.microsoft.com/ja-jp/sccm/sum/deploy-use/manage-office-365-proplus-updates

WSUS はどうなっているのかというと...


Windows Server Update Services (WSUS) の「製品」に、C2R の Office 365 Client が追加されていました (Office 2016 のほうは MSI 版の更新)。WSUS は SCCM の更新ポイントなので当然といえば当然のことですが...

Office 365 Client をチェックして同期してみると、Office 365 ProPlus の各更新チャネル向けの更新プログラムが同期されました。日本語だとわかり難いんですが、Office 365 クライアントの更新 - Current Channel、Deferred Channel、Deferred Channel の初回リリース (First Release for Deferred のこと)、Current Channel の初回リリース (たぶん Insider Preview のこと)、の 4 つの更新チャネル向けです。更新のリリース日から見ると、やっぱり 2016/3/15 から対応が始まったようです。

これなら WSUS でも配布できるんじゃないかと思うかもしれませんが...


残念ながら、SCCM のための同期機能ということで、WSUS だけでの配布には使えないみたい。というわけで、SCCM の環境が無いのなら、Office 365 Client はオフにして同期しないようにしましょう。

このことについては、以下のブログ記事に書いていました。

Office 365 Client Updates via WSUS (April 13, 2016)
[URL]  https://blogs.technet.microsoft.com/wsus/2016/04/13/office-365-client-updates-via-wsus/

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