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2017/04/12

Windows Vista、最後の更新(たぶん)と猶予なしで無効になる MSE

本日は、毎月恒例の水曜だけど Patch Tuesday。Windows 10 Creators Update ははやくも 15063.138 (KB4015583) に。Windows 10 Ver 1607 と Windows Server 2016 は 14393.1066 (KB4015217)、Windows 10 Ver 1511 は 10586.873 (KB4015219)、Windows 10 初期リリースは 10240.17354 (KB4015221) になりました。

Windows 10 release information (今日から Ver 1703 が仲間入り、CB 15063.138 からスタート)
[URL] https://technet.microsoft.com/en-us/windows/release-info.aspx

さて、本日は Windows Vista SP2 のサポート終了日でもあり、たぶん最後となる更新プログラム (OS と IE9 について) が Windows Update にやってきました。また、先月、私が予想したように、猶予なしで Microsoft Security Essentials が無効化されました。

Windows Vista に終了のお知らせ(MSE から)(追記あり) (2017/03/08)

「オペレーティング システムのサポート終了に関する」(“ご案内”がはみ出し)のリンク先は、「Windows XP のサポートは終了しました」ページ。Vista 向けの記述なし。Windows XP にはサポート終了後も一定期間の猶予がありましたが、Vista については無慈悲な猶予期間 0 日。「Windows Vista のサポートが終了します」ページは「終了しました」ページに切り替わりましたが、“Microsoft Security Essentials を Windows Vista でダウンロードすることもできなくなりました。既に Microsoft Security Essentials をインストールしている場合は、一定期間、引き続きマルウェア対策のシグネチャの更新が提供されます。”と書いているのに...酷い。


最後の更新プログラムがやってきたといっても、最近の Vista 君の Windows Update は毎月のように更新がなかなか終わりません。今回も数時間様子を見ましたが終わりませんでした。Windows Vista の Windows Update 問題のたぶん最後になる解消方法は...


2017 年 3 月までのすべての重要な更新がインストール済みだとして、Windows Update を始めちゃって、一向に終わる気配がない場合は、PC を再起動します。

Microsoft Update カタログで、Windows Vista 向けに 2017 年 4 月にリリースされた更新を探し、過去の多くの更新プログラムを置き換えている以下の 2 つの更新プログラムをダウンロードし、手動でインストールします。インストール完了ごとに再起動が必要です。

Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB4015195)
[URL] https://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Search.aspx?q=4015195
Windows Vista 用 Internet Explorer 9 の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB4014661) 
[URL] https://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Search.aspx?q=4014661



再起動後、Windows Update を実行すると、10 個の重要な更新プログラムを短時間(10分くらい)で検出されました。インストールして再起動して、Windows Vista の最後更新が完了。

たぶん、最後になった更新履歴はこんな感じ。




これでもう、Windows Vista の Windows Update が進まない、終わらない問題ともサヨナラです。

Windows Vista SP2 のクリーンインストールからの更新についてはこちら。

Windows Vista SP2 のフレッシュインストールから更新できない件 (解決)

追記)Windows Vista のサポートが終了しました」ページには、“Microsoft Security Essentials を Windows Vista でダウンロードすることもできなくなりました。”と書いていますが、4/12 夕方時点で、ダウンロードとインストールは可能。でも、インストール直後にサービスが無効化されるため、時間の無駄です。初回の定義の更新は開始され、一応、更新もされるみたいですが、「更新できませんでした」と報告され、以後、更新機能のタブに切替もできなくなりました。

通知領域のセキュリティの警告から「Windows セキュリティ センター」を開き、スパイウェア対策として Windows Defender (マルウェア対策機能を含まないもの)を有効化し、定義を更新することはできました。Windows Defender の定義がいつまで提供されるのかは不明です。4/12 夕方時点の定義のバージョンは、1.239.1217.0 (作成日時: 2017/04/11 1:09) でした。





さらに追記)
サービスが無効化された Microsoft Security Essentials ですが、MpCmdRun だとまだ定義を更新できるみたい。 Windows Vista のサポートが終了しました」ページの、“一定期間、引き続きマルウェア対策のシグネチャの更新が提供されます。”は嘘ではなかった!(無意味ですけど)

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