Misc.

2017/04/27

Outlook 2016 に出現した<0w#25>フォルダーの削除

先日、Gmail に IMAP 接続しているOutlook 2016 の受信トレイのルートに名前の無い、中身が空っぽのフォルダーが存在することを発見。右クリックしてみると、<0w#25> という名前になっていて、名前の変更、移動、削除ができない状態。Gmail の Web (https://mail.google.com) で見ると、大元には存在しない感じ。

何とか削除できたので、再現したときのために自分用メモ。

どなたでも参考にしてもかまいませんが、自己責任でお願いします。

2017/04/26

Windows 10 Creators Update: 更新の一時停止が 35 日ではなく 7 日の謎

Windows 10 Creators Update (バージョン 1703) の Home を除くエディションには、[設定|更新とセキュリティ|Windows Update|詳細オプション]に[更新の一時停止]という機能が追加され、更新プログラムのチェックとインストールを最大 35 日(またはオフにするまで)一時停止できるようになりました。

複数台の Windows 10 Pro と Enterprise の PC で確認してみたところ、ほとんどは 35 日になっていたのですが、2 台だけ 7 日しか一時停止できないものを発見。その 2 台はエディションも違うし、何かポリシー設定をしているわけでもないし、一方はローカルアカウント、一方は MS アカウントのワークグループ構成で、設定上の共通点は見当たりませんでした。



標準の 35 日となぜか 7 日の 2 台をいろいろと比較してみたところ、7 日のほうの PC のHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsUpdate\UX\Settings キーの場所に FlightSettingsMaxPauseDays という値に 7 が設定されていました。35 日のほうには値が存在しません。7 日のほうから、FlightSettingsMaxPauseDays 値を削除して、[設定|更新とセキュリティ|Windows Update|詳細オプション]を開くと、標準の 35 日に。

コマンドラインがお好きな方は、コマンドプロンプト(Cmd.exe) または Windows PowerShell を管理者として開き、次の 2 つのおまじないを実行。

C:\> REG DELETE HKLM\SOFTWARE\Microsoft\WindowsUpdate\UX\Settings /v FlightSettingsMaxPauseDays /f
C:\> start ms-settings:windowsupdate-options

どうして FlightSettingsMaxPauseDays 値が作成されていたのかは、不明のまま。なので、レジストリ値の削除はあくまでも自己責任で。

もしかしたら、最近の更新の状況を Windows 10 が忖度して、FlightSettingsMaxPauseDays 値が自動的に作成されたり、削除されたりするのかもしれません。そんな気がします。それには MusUpdateHandlers.dll (SigCheck によると、Mus は Modern Update Settings の略) や FlightSettings.dll が関係していると思います。 


Office 365 ProPlus/Office 2016 のバージョン表示の位置が...(+更新チャネル切替方法)

Office 365 ProPlus (と Office 2016) のバージョン情報は、[ファイル]の[アカウント](Outlook 2016の場合は[Office アカウント]を開くと、[Office 更新プログラム]のところで確認できます。というか、できました。以下は、Office 365 ProPlus の 4/11 (日本は12) 時点の最新状態です。

(最新機能提供チャネル:Current Channel はこれから更新するところ)

たぶん、4/21リリースの Current Channel 向け更新 (Version 1703 (Build 7967.2139)) のタイミングだと思うのですが、[Office 更新プログラム]のところには表示されなくなり、「製品情報」の下に表示されるようになったみたいです。更新チャネル、バージョン情報に加えて、インストール方法(クイック実行)も表示されるように。とても親切なんでけど、複数の更新チャネルで運用している人(個人ではいないと思いますが)は混乱するかも。

なお、Deferred Channel と First Release for Deferred Channel(段階的提供チャネルの初期リリース) は 4/11 以降更新がないため、[Office 更新プログラム]のところのまま。

2017/04/24

Bginfo で Windows 10 のビルド番号を表示させる(+新刊PR)

Windows Sysinternals の Bginfo (https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bginfo) の組み込みの OS Version フィールドは、Windows 10 時代には情報不足。次の 2 つのレジストリ値を参照する Custom フィールドを作成すると幸せになれます。

Windows 10 のビルド番号 (10.0.15063.13)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\CurrentBuild

Windows 10 のリビジョン番号 (10.0.15063.13)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\UBR


参考:
Windows 10 & Server 2016 の BuildLabEx が正しいとは限らない件 (2017/3/22)
Windows Server 2016 の詳細なビルド番号をコマンドラインから確認したい (2016/10/14)


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http://ec.nikkeibp.co.jp/nsp/special_information001.shtml
お待たせしています。「Troubleshooting with the Windows Sysinternals Tools, 2nd Edition」 (Microsoft Press, Oct 2016) の日本語訳。マイクロソフトのイベント「de:code 2017」(5/23-24)の会場で発売されるみたいです。→ のタイトルは仮。(正式発売は6月頭になるみたい)

日経 BP 社 ブックス&テキスト Online| 2017 年 56 月以降の近刊情報
[URL] http://ec.nikkeibp.co.jp/nsp/special_information001.shtml

BgInfo は「第11章 デスクトップのユーティリティ」の「11.1 BgInfo」で解説!

2017/04/21

コルタナバイバイの呪文 2017

Windows 10 Creators Update (バージョン 1703) での Cortana 無効化の方法は、Windows 10 Anniversary Update (バージョン1607) と同じでいいみたい。

バージョン 1607 で無効化したのが、バージョン 1703 に引き継がれるかどうかは未確認。


コルタナバイバイの呪文 2016

Azure VM の Windows 10 Enterprise N 1607 を 1703 に手動更新は NG (Windows Update は OK)

この投稿は、MSDN サブスクリプション契約者向けですので、あしからず。

MSDN サブスクライバーは Azure 上でテスト・評価目的で Windows 7/8.1/10 Enterprise をデプロイして実行できるのですが、Windows 10 バージョン 1607 が出た時は Azure にテンプレートがなかったので (現在は 1607 のテンプレートがあります)、 1511 から手動でアップグレードしたことがあります。

Azure VM の Windows 10 Enterprise N 1511 を 1607 にする方法 (MSDN subscriber 限定) (2016/08/04)

Windows 10 バージョン 1703 が出ましたが、今回は 1607 から手動でアップグレードしないほうがいいと思います。その理由は... 削除してよい Azure VM があったので試してみました。

2017/04/18

Creators Update: WindowsUpdate.log (Get-WindowsUpdateLog) がまともになった

Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 以前は C:\Windows\WindowsUpdate.log を見て Windows Update のトラブルシューティングすることができましたが、Windows 10 になってからは C:\Windows\WindowsUpdate.log は使われなくなり、代わりに Get-WindowsUpdateLog を使って、C:\Windows\Logs\WindowsUpdate\WindowsUpdate.ほにゃらら.etl ログから WindowsUpdate.log を生成してあげなければならなくなりました (既定はデスクトップに作成されます)。


なんですけど、Windows 10 Anniversary Update (バージョン 1607) 以前 の Get-WindowsUpdateLog で生成される WindowsUpdate.log は、タイムスタンプ 1601/01/01 09:00:00 (UTC なら 00:00:00) 、説明が「Unknown」のイベントばっかりで、まったく役立たずでした。Windows 10 Creators Update (バージョン 1703) で、ようやくまともになったみたいです。

2017/04/17

Creators Update の IE の[新しいタブ]の挙動を元に戻す

Microsoft Edge ではなくて、Internet Explorer (IE) をメインで使っている人は、Windows 10 Creators Update (バージョン 1703、ビルド 15063.x) にアップグレードすると、IE の変更点に戸惑うかもしれません。

アップグレード後に IE で初めて新しいタブを作成しようとすると([新しいタブ☆]をクリックすると)、「あなたに合ったニュースやヘッドラインが...」のメッセージが表示されます。ここで、[試してみる]ボタンをクリックすると、「マイ ニュース フィード」というページ(aboug:NewsFeed)が固定されてしまいます。
ここで[設定を戻す]ボタンをクリックすると、以前の「よくアクセスするサイト」ページ(about:Tabs)の動作に戻るのですが、メッセージには「[インターネットオプション]を開いていつでも変更できます」と書いてあるので、[試してみる]ボタンをクリックしちゃうかもしれません。でも、[インターネットオプション]を開いても、以前の動作に戻すのに、微妙に苦労するかもしれません。

2017/04/14

マイクロソフト製品&サービスのアイコン フリー素材集 v2.6

いつも個人的にお世話になっている、マイクロソフトのクラウド サービスや製品のシンボル/アイコンのフリー素材集がまたアップデートされてました。v2.6 ? です。前回更新が 8/24/2016 の v2.5 だったと思うし、今回のファイル名が Microsoft_CloudnEnterprise_Symbols_v2.5_PUBLIC.zip ですけど、タイムスタンプのほとんどは 11/16/2016 なので確かに v2.6 だと思います。

Microsoft Azure, Cloud and Enterprise Symbol / Icon Set - Visio stencil, PowerPoint, PNG, SVG
Version: 2.6, Date Published: 4/6/2017
[URL] https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=41937

2017/04/12

Windows Container Base OS Image 10.0.14393.1066 and Update Docker EE Engine 17.03.x

今日は毎月恒例の、水曜日なのに Patch Tuesday でした。

Windows Container をご利用の場合は、更新されたベース OS イメージ 10.0.14393.1066 が利用可能になっています。

また、Windows Server 2016 には追加コストなしで Docker Enterprise Edition (Docker EE、旧称、Docker CS) が提供されますが、Windows Server 2016 リリース時の Docker CS のバージョンは 1.12.2-cs2-ws-beta でした。今日時点での最新版は、Docker EE バージョン 17.03.1-ee-3 が利用可能になってました。Docker EE が提供されない、Windows 10 (Hyper-V Container 専用) 向けには、OSS の Docker バージョン 17.06.0-dev が利用可能になっています。

Windows Vista、最後の更新(たぶん)と猶予なしで無効になる MSE

本日は、毎月恒例の水曜だけど Patch Tuesday。Windows 10 Creators Update ははやくも 15063.138 (KB4015583) に。Windows 10 Ver 1607 と Windows Server 2016 は 14393.1066 (KB4015217)、Windows 10 Ver 1511 は 10586.873 (KB4015219)、Windows 10 初期リリースは 10240.17354 (KB4015221) になりました。

Windows 10 release information (今日から Ver 1703 が仲間入り、CB 15063.138 からスタート)
[URL] https://technet.microsoft.com/en-us/windows/release-info.aspx

さて、本日は Windows Vista SP2 のサポート終了日でもあり、たぶん最後となる更新プログラム (OS と IE9 について) が Windows Update にやってきました。また、先月、私が予想したように、猶予なしで Microsoft Security Essentials が無効化されました。

Windows Vista に終了のお知らせ(MSE から)(追記あり) (2017/03/08)

「オペレーティング システムのサポート終了に関する」(“ご案内”がはみ出し)のリンク先は、「Windows XP のサポートは終了しました」ページ。Vista 向けの記述なし。Windows XP にはサポート終了後も一定期間の猶予がありましたが、Vista については無慈悲な猶予期間 0 日。「Windows Vista のサポートが終了します」ページは「終了しました」ページに切り替わりましたが、“Microsoft Security Essentials を Windows Vista でダウンロードすることもできなくなりました。既に Microsoft Security Essentials をインストールしている場合は、一定期間、引き続きマルウェア対策のシグネチャの更新が提供されます。”と書いているのに...酷い。


最後の更新プログラムがやってきたといっても、最近の Vista 君の Windows Update は毎月のように更新がなかなか終わりません。今回も数時間様子を見ましたが終わりませんでした。Windows Vista の Windows Update 問題のたぶん最後になる解消方法は...

2017/04/10

Windows 10 Creators Update の「あ」「A」の通知の無効化

Windows 10 Creators Update にアップグレードすると、デスクトップにたびたび表示される「あ」とか「A」の表示にイライラするかもしれません(イライラするかは人それぞれですが)。

この挙動の無効化方法を、標準的な UI を使用する方法と、レジストリをいじくる方法で...


2017/04/07

メモ: Windows To Go の Windows 10 で Hyper-V を有効化できない(解決)

Windows 10 Enterprise 1703 評価版の Windows To Go ワークスペースを作成したのですが、起動時にディスクチェックをするように。USB メディアが壊れかけなのかと思いましたが、起動できるのでそのまま続行。しかし、Hyper-V を有効化しようとして、システム パーティションのブート構成が壊れている(またはちゃんと作成できていなかった)ことに気付く。回復方法をメモ。

2017/04/06

Windows 10 バージョン 1703、ビルド 15063.13 の Sysprep イメージの作成

Windows 10 Creators Update (バージョン 1703、ビルド 15063) がリリースされました。Windows 10 Enterprise x64 エディションの(仮想マシン用) テンプレートを作成するため、新規インストール&Sysprep しました。何も考えずに Sysprep して「致命的なエラー」が出るか出ないかは確認していませんが、Windows 10 Anniversary Update (バージョン 1607、 ビルド 14393) で成功した以下の手順と同じ手順で、正常に完了しました。


Windows 10 バージョン 1607、ビルド 14393.105 の Sysprep イメージの作成に失敗と成功(2016/09/01)


2017/04/05

Office 365 ProPlus の「最新機能提供チャネル」と「段階的提供チャネルの初回リリース」???

Office 365 ProPlus の更新ブランチの名称は当初、Current Branch (CB)、Current Branch for Business (CBB)、First Release for Current Branch for Business (FR CBB) でしたが、2016 年 3 月頃に現在の Current Channel、Deferred Channel、First Release for Deferred Channel に変更されました。

Current Branch の頃の日本語名称 (UI の表示) は、「現在の分岐」 (CB のこと) だとか「ビジネスの現在の分岐の最初のリリース」 (FR CBB のこと) とかありましたが、先月の更新あたりから Current Channel の日本語名称が登場しました。Current Channel は「最新機能提供チャネル」になりました。また、First Release for Deferred Channel は、しばらく前から「Deferred Channel の初回リリース」でしたが、現在(いつからかは不明)は「段階的提供チャネルの初回リリース」になりました。




Current Channel → 最新機能提供チャネル
Deferred Channel → Deferred Channel (今後の機能更新で「段階的提供チャネル」に変わるかも)
First Release for Deferred Channel → 段階的提供チャネルの初回リリース

オリジナルから離れていく日本語訳で、分かり難さに磨きがかかりました。

こちらのドキュメント内でも表現が揺れてますね。

Office 365 ProPlus 更新プログラム チャネルの概要
[URL] https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/61e56321-b9e9-4ba7-b25e-8abfa123ed6f


関連:
Office Update March 9, 2017 (Word の新機能 Side to Side)