Azure プレビュー ポータルの Marketplace や Azure クラシック ポータルのギャラリーには、Windows Server Nano Technical Preview 4 という OS イメージがあります。これを使って Azure 仮想マシンをデプロイすれば、Nano Server を Azure 上で動かせます。
イメージが見つからないときは、"Nano"または"Preview 4"で検索。
Nano Server はリモートデスクトップサービスをサポートしていないため、Azure 仮想マシンへのリモート接続には PowerShell Remoting を使うことになります。
Azure 仮想マシンへの PowerShell Remoting 接続では、エンドポイントの FQDN に対応した証明書 (Azure 側がデプロイ時に発行) をローカル側にインストールしておかないと、接続に失敗します。
ネットを検索すると、Google Chrome に URI を打ち込んで、エラーになる証明書をインストールするという方法がちらほらありますが、この方法ではなく PowerShell だけでもできます。
クラシック デプロイ モデルの場合はこんな感じ。プレビュー ポータルのリソース マネージャー デプロイ モデルで作成した場合は、ちょっと変わってくるのでご注意。
PS> Add-AzureAccount
PS> $CertThumb = (Get-AzureVM -ServiceName "<サービス名>" -Name "<仮想マシン名>" | Select-Object -ExpandProperty VM).DefaultWinRMCertificateThumbprint
PS> (Get-AzureCertificate -ServiceName "<サービス名>" -Thumbprint $CertThumb -ThumbprintAlgorithm SHA1).Data | Out-File "${env:TEMP}\mycert.cer"
PS> Start-Process
"${env:TEMP}\mycert.cer"
あとは、表示された証明書をローカル コンピューターの[信頼されたルート証明機関]にインストールすればよし。
証明書のインストールまでを PowerShell でやりたいなら、PowerShell を管理者として開いて、こんな感じで実行すればよし。
PS> Add-AzureAccount
PS> $CertThumb =
(Get-AzureVM -ServiceName "<サービス名>" -Name "<仮想マシン名>" |
Select-Object -ExpandProperty VM).DefaultWinRMCertificateThumbprint
PS>
(Get-AzureCertificate -ServiceName "<サービス名>" -Thumbprint
$CertThumb -ThumbprintAlgorithm SHA1).Data | Out-File
"${env:TEMP}\mycert.cer"
PS>
$CertObject = New-Object System.Security.Cryptography.X509Certificates.X509Certificate2 "$env:TEMP\mycert.cer"PS>
$CertStore = New-Object System.Security.Cryptography.X509Certificates.X509Store "Root", "LocalMachine"PS>
$CertStore.Open([System.Security.Cryptography.X509Certificates.OpenFlags]::ReadWrite)PS>
$CertStore.Add($CertObject)PS>
$CertStore.Close()
接続できました。
参考:
PowerShell Remoting with Azure Windows VMs
[URL] http://www.powershellmagazine.com/2014/03/31/powershell-remoting-with-azure-windows-vms/
ところで、Azure 上の Nano Server には何が(どのパッケージが)入っているんだろうか?
(-> 続く )
[Nano Server TP4 まとめ ->]
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