Windows 10 Insider Preview は更新プログラムのインストール オプションとして[自動(推奨)]と[再起動の日時を設定するように通知する]の 2 つしか選択できません。また、プレビュー ビルドのインストール方法として Slow または Fast のいずれかの Ring を選択できますが、新しいプレビュー ビルドをインストールしないという選択がありません。
これらはプレビュー ビルドに課せられた制約ですが、ちょっと抵抗してみたいと思います。
インストール オプションはローカル グループ ポリシー エディター (Gpedit.msc) で[自動更新を構成する]ポリシーを有効にすることで、[ダウンロードを通知する]オプションに変更できました。つまり、手動更新に切り替えることができます。
例えば、Windows 10 Enterprise Insider Preview を Windows To Go
で評価している場合は、新しいプレビュー ビルドへの更新が必ず失敗します (Windows To Go はアップグレード
インストールに対応していないため)。そこで、新しいプレビュー ビルドが出てもアップグレードさせない方法を探しました。以下で説明されている方法で、特定のビルドをスキップできるそうです。この人、よく見つけましたね。もしかしてアップグレードに失敗して自動ロールバックすると、ここにレジストリが自動的に書き込まれるのかしら。
How to prevent Windows 10 from installing a new build automatically
[URL] http://winaero.com/blog/how-to-prevent-windows-10-from-installing-a-new-build-automatically/
実際にやってみました。
ビルド 10074 で Fast を選択しておき、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsSelfHost\Applicability\RecoveredFrom キーを作成して 10122 という名前の DWORD 値を作成して 1 に設定してみると、更新をチェックしても 10122 は検出されなくなりました。
新しいプレビュー ビルドに更新したくない人が Fast Ring に設定していても意味がありませんので、Slow Ring に設定しておき、Slow Ring 対象のビルドが出たらすぐ、そのビルド番号をレジストリに登録するという対応でいけるかと。
あと、ビルド 10122 から Windows Update の詳細オプションに[アップグレードを延期する(推奨されません)]が追加されましたが、どういう機能なのかよくわかりません。とりあえず、有効にして様子を見ることに。
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