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2013/05/08

Windows 8 > 障害ディスクの交換日記 (後編)


障害ディスクの交換日記 (前編) の続き、Windows 8 ノートのハードディスク障害から、ディスク交換、システム完全復旧までのドキュメントです。

前編では、フルバックアップが失敗してしまう、まさに壊れようとしている予兆を見せているハードディスクから、ディスク イメージを DISM コマンドで救出し、フルバックアップの代替として WIM ファイル化しました (→)。

後編は、ディスク交換から復旧完了まで。

2013/05/08 10:00
交換用のディスクがやってきた

出張修理当日の 10:00 必着で交換用のハードディスク (SATA 500GB) が到着。元々は Seagate でしたが交換品は Toshiba ディスクでした。

2013/05/08 10:20
続いてメーカー手配の出張修理がやってきた

出張修理の方がちょっと早くやってきました。もともとの Windows 7 のリカバリディスクは作ってないので、まっさらなディスクの交換だけしてもらいました。キーボード面をすべて取り外してやっていたので、自分でやらなくてよかった。きっとツメを何箇所か破損していたでしょう。Diagnostic Tool による診断に立会い、問題がないことを確認。

2013/05/08 11:10
バックアップ (WIM イメージ) からベアメタル回復を開始

Windows 8 のインストール DVD で起動して、回復環境のコマンドプロンプトを開き、ディスクのパーティション、フォーマット、ブート ボリューム (C:) に WIM イメージからの書き戻し、システム ボリュームの構成 (ブートマネージャーとか) を行い、復旧完了(のはず)。

DISKPART
DISKPART> LIST DISK
DISKPART> SELECT DISK 0
DISKPART> CREATE PARTITION PRIMARY SIZE=350 (← 350 MB のシステム ボリュームを作成)

DISKPART> FORMAT QUICK FS=NTFS LABEL="System"
DISKPART> ASSIGN LETTER=S
DISKPART> ACTIVE  (← これでシステム ボリュームに)
DISKPART> CREATE PARTITION PRIMARY   (← 残りは C: ドライブに)

DISKPART> FORMAT QUICK FS=NTFS LABEL="Windows"
DISKPART> ASSIGN LETTER=W
DISKPART> EXIT

DISM /Apply-Image /ImageFile:外付けHDDのパス\ファイル名.wim /Index:1 /ApplyDir:W:\

※X:\Sources をカレント ディレクトリで実行すると、/Apply-Image を持たないX:\Sources\Dism.exe が使われるので注意。他のパスに移動すると新しい Dism.exe (X:\Windows\System32\Dism.exe) が使われます。

BCDBOOT W:\Windows /l ja-jp /s S: /f BIOS   (← システム ドライブにブート環境を作成、これは BIOS PC の場合。UEFI の場合は /f UEFI を指定)

※もともとあった回復 (Recovery) パーティションは、Windows 7 の回復イメージが入っていたものなので新しい環境には復元しませんでした。100 MB くらいの OEM パーティションは用が無いので無視。


2013/05/08 14:20
祝!正常起動&正常稼働

DISM /Capture-Image による 300GB の吸い上げは 5.5 時間ほどかかりましたが、DISM /Apply-Image による 300GB の書き戻しは 3 時間ほどで終了。再起動して通常起動してみると...


めでたく復旧完了でございます。メーカーの診断ツールの結果も問題なっしんぐ。

2013/05/08 夕方
ディスクの中身を完全に消去して返却

交換したディスクは、ネコさんが数日後にとりにきて返却になるので、USB ハードディスク ケースに入れて PC に接続し、ボリュームをフォーマットして、Windows Sysinternals の Sdelete (http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897443.aspx) を使ってゼロ クリアしたあと、ボリュームを削除。もちろん、ここでも OEM パーティションは無視 (気になる人は DISKPART で消せますけど、ここにユーザー データは入りっこないです) 。

sdelete -z ドライブ文字: (より強力に消したければ -p 10 (10 回上書き) とかしてね)


この PC は Windows 8 Pro なので、BitLocker ドライブ暗号化で暗号化したあとボリューム削除というのも良いアイデアかも。

2013/05/11 午前

しばらく使ってみて安定稼動しているようなので、「Windows 7 ファイルの回復」の「システム イメージの作成」でフルバックアップを実行。エラーなしで完了したので、完全復活です。もう DISM に頼る必要はありません。

これで交換日記おわり。

2 件のコメント:

  1. 流石の記事ですね!今後Win8が増えてきますし、参考になります。

    おっと、DISKPARTコマンドの最初のところがTypoってますよ~

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  2. 修正しました。DIAKPART -> DISKPART。お恥ずかしい。

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