先日の「System Center 2012 RTM > 全部インストールしてみた (転ばぬ先の杖)」の投稿で、 System Center 2012 Virtual Machine Manager では日本ロケール設定のための応答ファイルが不要になったなんて書きましたが、間違いでした。
私が使用している Sysprep 済みの VHD イメージには、Sysprep を繰り返し実行しても「致命的なエラー」にならないように、C:\Windows\Sysprep\unattend.xml にこちら (Computerworld の記事) で紹介した SkipRearm だけの応答ファイルを仕込んであります。それが、以前の起動時に C:\Windows\Panther\unattend.xml にキャッシュされ、残っていた関係で、C:\Windows\Panther よりも優先順位の低いリムーバブルメディア (Virtual Machine Manager がセットする VFD) 内の Unattend.xml を読み込まなかったというわけです。
Sysprep の検索順序 (優先順位) と %Windir%\Panther のキャッシュの注意点については、次のドキュメントに説明されています。
TechNet ライブラリ > Windows セットアップの実行方法
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc749415(v=ws.10).aspx
というわけで、System Center 2012 Virtual Machine Manager でも、応答ファイルの指定は忘れずに。
次のような応答ファイル (.xml) を Virtual Machine Manager のライブラリに登録しておきましょう。
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<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<unattend xmlns="urn:schemas-microsoft-com:unattend">
<settings pass="oobeSystem">
<component name="Microsoft-Windows-International-Core" processorArchitecture="amd64" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<UserLocale>ja-JP</UserLocale>
<SystemLocale>ja-JP</SystemLocale>
<InputLocale>0411:00000411</InputLocale>
<UILanguage>ja-JP</UILanguage>
</component>
</settings>
<cpi:offlineImage cpi:source="" xmlns:cpi="urn:schemas-microsoft-com:cpi" />
</unattend>
--------------------
※x86 OS の場合は amd64 を x86 に
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