「V2V で Error Loading Operating System になったときの対処法」では、新たなアクティブ パーティションを作成して、システム ボリュームとして構成 (ntldr や boot.ini を配置) しましたが、NT ローダーを含む起動用仮想フロッピーディスクを作っておくのがやっぱり便利かも。昔、緊急起動ディスクとか読んでいたものを、仮想フロッピーディスクで予め用意しておくというわけです。P2V や V2V で変換した仮想マシンのゲスト OS が起動しないというときに、役に立つかもしれません。
忘備録としてその作り方を残しておきます。一度作ったらファイル コピーで何個でも作れるので、手順を忘れないように。
この手順はHyper-V の場合の手順ですが、仮想フロッピーディスクのファイル形式 (VMware なら .flp や .img)が違うだけで、他の仮想化テクノロジにも応用できるはずです。なお、Windows XP や Windows Server 2003 のための起動ディスクです。念のため。
1. [Hyper-V マネージャー]を使用して、仮想フロッピーディスク (.vfd) を作成します。ファイル名は boot.vfd とか適当に。
2. 正常に起動する Windows XP や Windows Server 2003 の仮想マシンに boot.vfd を接続します。
3. エクスプローラーを使用してフォーマットします。format コマンドじゃなく、エクスプローラーでフォーマットします。Windows 7 とか新しい Windows でフォーマットするのは NG です (たぶん)。
4. 今実行中の Windows XP や Windows Server 2003 の C: ドライブから、boot.ini、bootfont.bin、NTDETECT.COM、ntldr をコピーします。隠しファイル&OS ファイルなので、エクスプローラーの標準設定では見えません。「ツール」の「フォルダー オプション」で表示させてからコピーしてね。
5. こんな起動問題を抱える仮想マシンの設定を開きます。
6. [BIOS] の項目で「フロッピー」をスタートアップ順序の最上位に設定し、[フロッピー ディスク ドライブ]に boot.vfd を設定します。
7. 仮想マシンを開始して、ゲスト OS が起動できることを確認します。
終わり。
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