Windows Server 2008 R2 テクノロジ入門 (日経BP社, 2009/11/9 発行) の正誤表をこちらのページにまとめました。ついでに、書籍執筆時には知り得なかった、最新情報もざっと追跡してあります。
最新情報を追いかけていて、紹介したいことが 2 点あります。 System Center ファミリーの中に、System Center Capacity Plannner (SCCP) という無償ツールがありましたが、現在、マイクロソフトのサイトを探しても、ダウンロードできないですし、あまり情報 (リンクが切れたドキュメントはありますが) も見つかりません。ようやく見つけたのが、以下のアナウンスメント (2010 年 2 月頃にポスト)。開発も提供も打ち切られたようです。
SYSTEM CENTER CAPACITY PLANNER (SCCP) END-OF-LIFE ANNOUNCEMENT
http://technet.microsoft.com/en-us/systemcenter/ff575746.aspx
もう 1 点は、Hyper-V のスケーラビリティについて。Hyper-V の仕様上/サポート上の上限値 (同時実行仮想マシンの上限、割り当て可能なリソースの上限、スナップショットの最大数、ホスト クラスターの場合の上限など) ってはっきりしないと思いませんか? OS の仕様上の上限があるのに加えて、できるかどうかではなく、検証を踏まえたサポート対象の上限というのもあって、情報が流動的です。以下のサイトが最もまとまっていて、最新に更新されているようです。たとえば、ホスト クラスター (最大 16 ノード) では、1000 台の仮想マシンを同時実行でき、1 つのノードは最大 384 台の仮想マシンを同時実行できるとのこと (以前は最大 64 台/ノードでした)。
Requirements and Limits for Virtual Machines and Hyper-V in Windows Server 2008 R2
http://technet.microsoft.com/en-us/library/ee405267(WS.10).aspx
昨年の今頃は、ちょうどこの書籍の原稿を書き終えたころです。1 年経ちますが、Windows Server 2008 R2 と Windows 7 の周辺はさほど劇的に変化していないようです。SP1 でもあまり変わらないようですし、まだまだ古い内容 (古くなった部分は正誤表でアップデートしました) にはなっていないと思いますので、高いですけど、ぜひ仕事場に一冊どうでしょう。表紙は地味ですが、Microsoft VDI の構築方法、Direct Access の構築方法、VHD ブートのインストール方法、iSCSI ブートのインストール方法など、気になるテクノロジや新機能について、1 年前にちゃんと書いてあります。
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