Misc.

2010/02/24

MDOP 2010 RTM (ただし、日本語版はまだ)

The Official MDOP Blog によると、Microsoft Desktop Optimization Pack 2010 (MDOP 2010) が RTM になったそうです。MSDN / TechNet サブスクリプションでは、2/22からダウンロードできるようになっています。現時点で確認できたのは、「Microsoft Desktop Optimization Pack 2010 (x86 and x64) - DVD (English)) 」、残念ながら日本語版はまだのようです。(2010/04/06 追記: 2010/03/31 に MDOP 2010 Refresh (Japanese) がリリースされました。App-V Desktop Client 4.6 日本語版と、MED-V 1.0 SP1 RTM 英語版を含みます。詳しくはこちらを)

以下、英語版の MDOP 2010 に含まれるソフトウェアとバージョンです。MDOP 2009 R2 からの変更点は、App-V の新バージョン 4.6 が追加されたことだけです。
  • Microsoft Enterprise Desktop Virtualization(MED-V) 1.0 (32-bit/64-bit)
  • Microsoft Application Virtualization(App-V) 4.5 SP1 (32-bit) / 4.6 (32-bit/64-bit) [New]
  • Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset(DaRT) 6.5 (32-bit/64-bit) / 6.0 (32-bit/64-bit) / 5.0 (32-bit)
  • Microsoft Advanced Group Policy Management(AGPM) 4.0 (32-bit/64-bit) / 3.0 (32-bit/64-bit)/ 2.5 (32-bit)
  • Microsoft Asset Inventory Service(AIS)
  • Microsoft System Center Desktop Error Monitoring(DER) 3.5
MDOP は前バージョンの MDOP 2009 R2 で Windows 7 対応となりましたが、MED-V については対応していませんでした。MED-V は開発中 (現在、RC) の MED-V 1.0 SP1 で Windows 7 対応になります。MED-V 1.0 SP1 は MDOP 2010 には含まれないということです。

しかしながら、App-V 4.6 が利用可能になることはうれしい知らせです。App-V は、MDOP 2009 R2 の App-V 4.5 SP1 で Windows 7 に対応しました。ただし、32 ビット版のみの提供であるため、サーバー、クライアントの両方が 32 ビット環境にしか対応していませんでした。そのため、64 ビットしかない Windows Server 2008 R2 をサーバーにすることができない、64 ビット クライアントやWindows Server 2008 R2 のリモート デスクトップ サービスのデスクトップに App-V アプリケーションを提供できないという制約がありました。これらの制約が、App-V 4.6 で解消されます。リモート デスクトップ サービス向けの App-V クライアントは、Microsoft ダウンロードセンターから入手できるようになるようです(現在は英語版のみで、EULA に Yes と答えられない状態、つまりダウンロードできない状態です)。(2010/3/24 修正および追記) App-V Management Server および Streaming Server は 4.5 SP1 のままです。App-V Client、App-V Sequencer、App-V for RDS が 4.6 および 64 ビット対応になります。

Microsoft Application Virtualization for Remote Desktop Services 4.6
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=e633164f-9729-43a8-9149-de651944a7fe&displaylang=en