記事の補足
記事中で Exchange Server 2010 および Forefront Protection 2010 for Exchange Server との統合管理について簡単に簡単に触れていますが、これは、Exchange Server のエッジ トランスポート サーバーの構成と、マルウェア対策、スパム対策のポリシー設定、およびスキャン エンジンと定義の更新を Forefront TMG のコンソールから一元管理できるというものです。マルウェアやスパムの検出状況やスキャン エンジンの更新状況についても、Forefront TMG のダッシュボードから確認できます。
Forefront TMG の管理コンソールからの Exchange エッジ トランスポートと Forefront Protection for Exchange の構成
Forefront Protection for Exchange の標準の管理コンソール
Forefront Server Security for Exchange / SharePoint (旧 Angien) のウリは、マルチ ベンダーのマルチ スキャン エンジンでマルウェア発見から検出可能になるまでの速度を短縮している点にあります。Forefront Server Security のライセンスには、8 種類のスキャン エンジンのライセンスが含まれており、このうち 5 つのエンジンを有効にすることができました。Forefront Protection 2010 では、上のスクリーンショットにあるように、提供されるエンジンが 5 種類に削減されています。また、Forefront Server Security 以前の製品についても、2009年12月1日付けで一部のエンジンが廃止され 5 種類に削減されています。この変更は、Forefront Server Security for Exchange SP2、Forefront Server Security for SharePoint SP3、Antigen for Exchange SP2 に含まれています。エンジンが5 種類に削減された理由については、以下のドキュメントで説明されています。
Forefront Server Security エンジンの改定
http://technet.microsoft.com/ja-jp/forefront/serversecurity/ee835193.aspx