Misc.

2020/11/26

Windows Sysinternals 更新情報 (2020 年 11 月 26 日) - Sysmon 12.03, SDelete v2.04, WinObj v2.23, LogonSessions 1.41, Adrestore v1.2

2020/11/25 PT に Sysinternals ツールの更新版が出てます。adrestore と logonsessions は以下のアナウンスにないけどこっち(https://twitter.com/Sysinternals)でアナウンス。

Sysmon 12.03, SDelete v2.04, WinObj v2.23 and ARM64 releases
https://techcommunity.microsoft.com/t5/sysinternals-blog/sysmon-12-03-sdelete-v2-04-winobj-v2-23-and-arm64-releases/ba-p/1930079
 

ツールの日付は署名の日付。 

adrestore.exe    v1.1(2006/11/02) → v1.2(2020/11/25)
logonSessions.exe    v1.4(2016/06/13) → v1.41(2020/11/25)    
sdelete.exe    v2.02(2018/11/16) → v2.04(2020/11/25)
sysmon.exe    v12.02(2020/11/04) → v12.03(2020/11/24)    
winObj.exe    v2.22(2011/02/15) → v2.23(2020/11/25)

まとめてダウンロード。日付はファイルのタイムスタンプ。

Sysinternalssuite.zip (Wednesday, November 25, 2020 11:00 AM)
https://live.sysinternals.com/files/sysinternalssuite.zip

前回の更新:

Windows Sysinternals 更新情報 (2020 年 11 月 5 日) - AdExplorer v1.50、Du.exe v1.62、Sysmon 12.02、VMMap v3.31 

参考:

総入れ替えスクリプト installsysinternalssuite.ps1 はこちら
Goodbye Technet Gallery (my scripts are archived here)
(注:このスクリプトに含まれる Expand-Archive は PowerShell 5.0 以降に含まれます。PowerShell 4.x 以前ではエラーになります) 

 

 

2020/11/24

「ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する」ポリシー、20H2 は〇、2009 は×

 Windows 10 ver 1803 以降の Windows Update for Business(WUfB)ポリシーで利用可能な「ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する」ですが、Windows 10 ver 20H2(October 2020 Update)の指定がこれまで利かなかったのですが、ver 1809 と 1909 で 2020-11 C パッチインストールしたらからか(関係しているかどうかは不明)、 Windows 10 ver 1803、1809、1909 で今日再チャレンジしてみたら「20H2」指定が効くようになった。「1809」「1903」「1909」「2004」が効くのは既に確認済み。

ver 1803 (C パッチ提供なし)も「20H2」に反応。 


「2009」には無反応。 "Windows リリース情報ページ(aka.ms/ReleaseInformationPage)に記載されているバージョン”(つまり 20H2)って書いてあるんですが、疑ってました。ごめんなさい。でもはっきりしてすっきりした。

ちなみに、現在のバージョンを指定した場合、現在の Windows 10 バージョンが EoS になると、その 60 日後に自動的により新しいバージョンに更新されるそうです。ターゲット指定していない Windows 10 ver 1909 には現在、20H2 が案内されますし、Windows 10 ver 1803 には 20H2 が自動配布されるので、1つ次のバージョンに自動更新されるとは限らない(と思う)。

チュートリアル: グループポリシーを使用して Windows Update for Business を構成する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/update/waas-wufb-group-policy

" [ターゲット機能の更新バージョン このポリシーを使用する場合は、デバイスで使用するバージョンを指定します。 デバイスがサービスの最後に到達する前に更新しない場合、デバイスは、そのエディションのサービス終了後の60日後に自動的に更新されます。"

現在、最も選択肢が多いのは Windows 10 ver 1803 Enterprise/Education。Enterprise でいろいろやってみた。

2020/11/20

今日(11/20 JST)の Windows Update - 2020-11 C for ver 1809/1903/1909(.NETfx もあり)

Windows 10 ver 1809、ver 1903、ver 1909、および Windows Server 2019 向けに Windows.NET Framework のオプションの累積更新プログラム(更新プログラムのプレビュー、CU Preview、2020-11 C)が出てます。あいかわらず、Windows 向け日本語の更新プログラム名にプレビューが抜けてるのと、.NETfx 向けの日本語の更新プログラム名がめちゃくちゃな件は継続。ver 2004/20H2 はいつものように遅れて提供(たぶん来週以降)。 .NET Framework の  CU Preview は今月はなし?

Windows message center|November 2020 Windows non-security preview "C" release is available for some versions for Windows 10
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/release-information/windows-message-center#1525

.NET Framework November 2020 Cumulative Update Preview(最近、情報提供遅れ気味😠)
https://devblogs.microsoft.com/dotnet/net-framework-november-2020-cumulative-update-preview/

どちらも明確な理由(何かの修正はやくしたいとか)無い限り、スキップ(推奨)してかまわない更新。 

Windows 10 ver 1809Windows Server 2019(デスクトップ エクスペリエンス)は「更新プログラムのチェック」ボタンのクリックでインストールが始まっちゃうのでご注意ください。ver 1903 以降は「ダウンロードしてインストール」をクリックしない限り大丈夫だけど、「更新プログラムのチェック」ボタンのクリックすると .NET Framework の CU Preview のほうは始まっちゃいますのでご注意(WUfB ポリシーが設定されているとこないかも)。

同じタイミングで ver 1607(2016)、ver 1903/1909、ver 2004/20H2 向けに定例外(Out-of-band)更新が Microsoft Update Catalog で提供されているので混乱しないように。Windows Update で降ってくるわけではないけど。累積的なので OoB の内容は今日の CU Preview にも含まれます。→ 今日(11/18 JST と 11/20 JST)の Microsoft Update Catalog(2020-11 OoB)

追記)

Windows Server SAC と Server Core の Sconfig(6)には Windows の CU Preview は Windows Update でくることはない(はず)。.NETfx の CU Preview は「すべての更新(A)」で検出される(はず)。「推奨される更新(R)」は B のときも C のときも役立たず(現在、その理由を取り調べ中...ほぼほぼわかってきた。たぶん WUA API の検索条件で AutoSelectOnWebsites は今は使い物にならない → この件で10 以上前に作ったスクリプトを修正しました Windows Scripting: Windows Update をスクリプトから ( WindowsUpdate.vbs ) )。

Microsoft Edge (Chromium) 87 から H/W 要件が厳しくなった?

Chrome 87から 2 日遅れで Edge 87 出ましたけど...

Chromium dash|Releases Windows
https://chromiumdash.appspot.com/releases?platform=Windows
Release notes for Microsoft Edge Stable Channel
https://docs.microsoft.com/en-us/deployedge/microsoft-edge-relnote-stable-channel

超古~い、超低スペックな PC の 1 台にこのバージョンから悲しいお知らせが。「詳細情報」のリンク先は https://permanently-removed.invalid で何もわからない。

ちなみに ↑ は A110 800Mhz CPU、1GB メモリ(2008 年製)、Windows 10 がいつまで動くかチャレンジ中だったけど、とうの昔に断念して 2016 LTSB 稼働中(単に ver 1607 OS 環境を残すために残してるやつ)。Windows 10 のシステム要件(1GHz 以上の CPU)も満たしてないのでおっしゃる通り、文句は言えない。

注:Windows 7 で使ってる人へ。" We will continue to support Microsoft Edge on Windows 7 and Windows Server 2008 R2 until July 15, 2021. " ですよ。 あと 2 か月もない。失礼しました July でした。Chrome は 6 か月さらに延長されたみたいだけど Microsoft Edge はいまのところ延長情報なし。(2020/11/16 現在)、Edge も 追随して 2022/1/15 まで延長。(2020/12/17 PT 現在)

2020/11/18

今日(11/18 JST と 11/20 JST)の Microsoft Update Catalog(2020-11 OoB)

2020-11 B パッチの Active Directory RODC 関連の既知の問題(Domain controllers in your enterprise might encounter Kerberos authentication issues)を修正する定例外(Out-of-band)の累積更新プログラムが Microsoft Update Catalog にて提供されました。Active Directory 導入してない、RODC 立ててないなら関係ないパッチです。対象に Windows 10 も入ってるけど不要(のはず)。他の Server(2016 とか)は近日中らしい。

November 17, 2020—KB4594442 (OS Build 17763.1579) Out-of-band
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4594442/
Kerberos authentication and ticket renewal issues on Windows Server 2012 R2 - Out-of-band
https://support.microsoft.com/en-us/help/4594439/
Kerberos authentication and ticket renewal issues on Windows Server 2012 - Out-of-band
https://support.microsoft.com/en-us/help/4594438/

11/20 追記)

November 19, 2020—KB4594440 (OS Builds 19041.631 and 19042.631) Out-of-band
https://support.microsoft.com/help/4594440/
November 19, 2020—KB4594443 (OS Builds 18362.1199 and 18363.1199) Out-of-band
https://support.microsoft.com/help/4594443/
November 19, 2020—KB4594441 (OS Build 14393.4048) Out-of-band
https://support.microsoft.com/help/4594441/

.NET 5 正式リリース(11/10 PT)に伴い、コンテナーのリポ名変更

Breaking Change: .NET Docker Repo Name Change
https://github.com/dotnet/dotnet-docker/issues/2375

右の例は Docker Desktop WSL 2 backend で docker run -it --rm -p 8000:80 --name aspnetcore_sample mcr.microsoft.com/dotnet/samples:aspnetapp-buster-slim-amd64
したもの。11/10 PT イメージで .NET 5.0 対応済。


2020/11/17

Windows 10 ver 1909 から 20H2 へアップグレードを試す

少々、パフォーマンスに難がある(CPU がよく 100% になりがち) Windows 10 ver 1909 仮想マシン(Hyper-V 仮想マシンではない)に ver 20H2 のお知らせが来ていたので、「ダウンロードしてインストール」してみた。

新規インストールや有効化パッケージは何台もやったけど、一応、確認のため。

準備しています - 0~100% → ダウンロード中 - 0~100% → インストール中 - 0~100% → ダウンロード待ち - 0~100% → ダウンロード中 - 0~100% → 準備しています - 0~100% → インストール中 - 0~100% → ... の無限ループな感じのまま寝落ち。

今朝再起動して数時間後終わり、成功したけど、たぶん最初の再起動開始まで 12 時間以上かかったと思う(ちょっと想定外)。その後、さらに数時間で完了。途中の放置状態を含めて丸1日かかった。

2020/11/13

[速報]Docker Enterprise 改め、Mirantis Container Runtime (MCR) リリース(Engine 19.03.13)

「Docker Enterprise」(3.1)が「Mirantis Container Runtime (MCR) 」という名称になったそうです。mcr.microsoft.com(mcr は Microsoft Container Registry の略)と略称がかぶっててややこしい。

新バージョンの Engine は 19.03.13 で、Docker Desktop Community (2.5.0.x)に追いついた。

Mirantis Container Runtime release notes
https://docs.mirantis.com/docker-enterprise/v3.1/dockeree-release-notes/mcr-relnotes.html

今朝まであった以前のリリースノート ページが無くなって気付いた次第。

Docker Engine - Enterprise release notes
https://docs.mirantis.com/docker-enterprise/v3.1/dockeree-release-notes/engine-relnotes.html

インストール&アップデート方法は変わらず。

2004、パパがパパでなくなった日(Windows 10 ver 2004/20H2 の日本語固有のバグ)

これまでちょくちょく触れてきた、Windows 10 ver 2004 と 20H2 の Windows 10 Update History のトップのほう(https://support.microsoft.com/en-us/help/4555932https://support.microsoft.com/en-us/help/4581839) に最近追加された、日本語処理だけに影響する問題について続報。

というか、ナイスな記事タイトル(オヤジギャグ)が思いついたので止められなくて。

2020/11/11

今日(11/11 JST)は Windows Update(2020-11 B)の日、ポッキー&プリッツの日、ピーナッツの日、生ハムの日...

今日(11/10 PT、11/11 JST)は第2火曜日(米国時間)のセキュリティ更新日。Windows Update の 2020-11 B リリースです。Windows、.NET Framework、Office のセキュリティ更新あります。Windows 10 ver 1809 Home/Pro は今回で EOS に(Ent/Edu は 2021/5 まで)。

Windows message center
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/release-information/windows-message-center
Windows 10 release information
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/release-information/
Update history for Microsoft 365 Apps (listed by date)
https://docs.microsoft.com/en-us/officeupdates/update-history-microsoft365-apps-by-date

何かあれば追記します(今日は控えめにしたい)。

2020/11/10

Microsoft Edge (Chromium) x64 のインストール パスが気になる

どうでもいい話ですが...

Chromium ベースの Microsoft Edge の 64 ビット(x64)版は、32 ビット アプリ用の C:\Program files (x86) の下にインストールされて何か気持ち悪い。C:\Program files (x86)\Microsoft\Edge\Application の下の .exe や .dll はすべて 64 ビット バイナリなのですが、自動更新のための Microsoft Edge Update の C:\Program files (x86)\Microsoft\EdgeUpdate\MicrosoftEdgeUpdate.exe が 32 ビット バイナリだから?

(追記:Google Chrome Stable 64 ビット版もおんなじ感じで C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\Chrome.exe が 64 ビット版で、C:\Program Files (x86)\Google\Update\ChromeUpdate.exe が 32 ビット版)

(追記:Firefox さんは、"C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe" の 64 ビット バイナリと "C:\Program Files (x86)\Mozilla Maintenance Service" の 32ビット&64ビット バイナリ。お行儀がよろしくて。あっ、82.0.3 が出てる)

Microsoft Edge (Chromium) は Windows Server にもインストールできる。んでもって、Windows Server の Server Core からは WoW64 サポートを削除して、フル 64 ビット環境にできる(Desktop Experience からの削除はできるけどたぶんサポートされない)。というわけで、WoW64 サポートを削除した Server Core に Microsoft Edge (Chromium) をインストールしてみた。

2020/11/06

Windows 10 ver 2004 と 20H2 に新たに 2 つのセーフガード ホールド案件(1 つは問題を再現させてみた)

Windows 10 ver 2004 と 20H2 の Known issues に 2020/11/05 PT に新しいセーフガード ホールド(Windows Update や Upgrade adviser での機能更新のブロック措置)案件が 2 つ追加されてます。

・Stop error when plugging in a Thunderbolt NVMe SSD(ver 2004 と 20H2)
・You might receive an error when accessing the sign-in options or users MMC snap-in(問題は ver 20H2 のみ、セーフガードホールドは ver 2004 と 20H2)

https://docs.microsoft.com/en-us/windows/release-information/status-windows-10-20h2
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/release-information/status-windows-10-2004

2 つ目のほうは、ver 20H2 の Known issues にしかないですけど、以下のサポート情報によると ver 2004 へのアップグレードにも影響するようです。セーフガード ホールドは ver 2004 も対象です。

2020/11/05

Windows Sysinternals 更新情報 (2020 年 11 月 5 日) - AdExplorer v1.50、Du.exe v1.62、Sysmon 12.02、VMMap v3.31

2020/11/04 PT に Sysinternals ツールの更新版が出てます。https://twitter.com/SysinternalsSysinternals Bloghttps://docs.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/#whats-new-november-04-2020 に情報あり。

ツールの日付は署名の日付。

AdExplorer.exe    1.44(2012/11/15) → 1.50(2020/11/05) ・・・ "This release of AdExplorer, an Active Directory (AD) viewer and editor, adds support for exporting data from the "Compare" dialog and is now available for x64 and ARM64."
https://live.sysinternals.com/files/adexplorer.zip

Du.exe    1.61(2018/01/21) → 1.62(2020/11/05)・・・ "This release of Disk Usage (DU), a tool for viewing disk usage information, now also accounts for the MFT (Master File Table), removes the MAX_PATH limitation and is now available for ARM64."
https://live.sysinternals.com/files/sysmon.zip

Sysmon.exe    3.31(2020/10/09) → 3.31(2020/11/04)・・・ バグ修正
https://live.sysinternals.com/files/sysmon.zip

VMMap.exe     12.01(2020/10/13) → 12.02(2020/11/04)・・・ バグ修正
https://live.sysinternals.com/files/vmmap.zip

まとめてダウンロード。日付はファイルのタイムスタンプ。

Sysinternalssuite.zip (18:01 21:58 2020/11/04)
https://live.sysinternals.com/files/sysinternalssuite.zip

前回の更新:

Windows Sysinternals 更新情報 (2020 年 10 月 16 日) - accesschk v6.13、diskview v2.41、rammap v1.60、sysmon v12.01、vmmap v3.30

参考:

総入れ替えスクリプト installsysinternalssuite.ps1 はこちら
Goodbye Technet Gallery (my scripts are archived here)
(注:このスクリプトに含まれる Expand-Archive は PowerShell 5.0 以降に含まれます。PowerShell 4.x 以前ではエラーになります)  

2020/11/03

Docker Desktop Community 2.5.0.0 (Engine 19.03.13)

Docker Desktop Community 2.5.0.0 (49427)出ました。Engine は 19.03.13 で変わらず、今回は Kubernetes 1.19.3 へのアップグレードとバグ修正(WSL 2 Backend の起動失敗問題など)。

Docker Desktop Community 2.5.0.0
https://docs.docker.com/docker-for-windows/release-notes/#docker-desktop-community-2500

2020/11/02

Windows 10 ver 1903 以降に 10/30 PT に追加された既知の問題がやばいかもしれない件(ver 1809~2004 からの機能更新に影響する場合あり)

2020-10-30 17:16 PT に Windows 10 ver 1903 ~ 20H2 のリリース情報に既知の問題が追加されてます。影響する場合はやばそう。影響しちゃった場合は「前のバージョンの Windows 10 に戻す」でロールバックするしかないらしい。

Windows Update や Microsoft ダウンロード センターからのアップグレードには影響しないです。有効化パッケージ(Windows Update or WSUS)による ver 2004 から 20H2 への更新(切り替え)にも影響しません。

説明を読んでも複雑で、影響するのかしないのか分かり難いですが、再現させてみました。