2015/01/30

RSAT for Windows 10 TP Jan 2015 for "en-us"

Windows 10 Technical Preview Build 9926 用の Remote Server Administration Tools (RSAT) が出てました。
 
Remote Server Administration Tools for Windows 10 Technical Preview (January 2015) 
[URL]  http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=45520

Windows Server Technical Preview Build 9841 のリモート管理用。

"Remote Server Administration Tools for Windows 10 Technical Preview can be used to manage roles and features that are running on Windows Server Technical Preview (October 2014), ..."

この RSAT に Hyper-V Manager は含まれません。Hyper-V Manager は Windows 10 に含まれます。ただし、Windows 10 Build 9926 の Hyper-V Manager から Windows Server Technical Preview Build 9841 Hyper-V のリモート管理には問題あり。→『Windows Server Technical Previvew の評価日記 (その13): Windows 10 Build 9926 の Hyper-V vNext

ところで、この RSAT は en-us でのみ利用可能だそうです。

"Remote Server Administration Tools for Windows 10 Technical Preview is available only in United States English (en-US) for this release. "

残念。

でも、ほんとにそうか確認中 ... 確認終わり。日本語版の環境にインストールは問題なく完了するんですが、管理ツール (%Windir%\System32\ServerManager.exe とか) は追加されませんでした。英語版+日本語LangPack 環境だと大丈夫 (管理ツールは英語のみ)。

・・・

で、Windows Server Technical Preview の次のビルドは、いつでるの? ってことですが、

Server & Cloud Blog > Windows Server and System Center roadmap update
[URL] http://blogs.technet.com/b/server-cloud/archive/2015/01/30/windows-server-and-system-center-roadmap-update.aspx


"Our next preview is planned for the spring of 2015.  Windows Server will continue to share the same core technology as Windows and we will continue working together on solutions for our customers.  In fact, the next version of System Center Configuration Manager, which delivers support for Windows 10, will ship in a timeframe that aligns with Windows. "
で、正式版は 2015 年中には出ないみたい... (Windows 10 ではなく Server の話です)
"...the final release in 2016."

2015/01/27

Windows Server Technical Preview の評価日記 (その13): Windows 10 Build 9926 の Hyper-V vNext

Hyper-V の次期バージョンを、Windows Server Technical Preview (Build 9841) で評価している方は多いと思いますが、先日リリースされた Windows 10 Technical Preview x64 Build 9926 なら、より新しいバージョンの Hyper-V を日本語の Hyper-V マネージャーで評価できます。

現時点で判明した Build 9841 からの変更点は...

2015/01/26

RemoteApp プログラムの「ファイルの種類の関連付け」ができない件(と /REMOTEFILE オプション)

Windows Server 2012 および 2012 R2 のリモート デスクトップ サービス (RDS) では、RD セッション ホストや仮想デスクトップにインストールされたアプリケーションを RemoteApp プログラムとして公開できます。

その際、「ファイルの種類の関連付け」を設定できるのですが、クライアントに関連付けが反映されないってトラブルありませんか?

2015/01/25

[暫定情報] Windows 10 Build 9926 でネットワーク プロファイルをパブリックからプライベートに切り替える

Windows の新しいバージョンが出るたびに、パブリックとして認識されてしまったネットワークをプライベートに切り替える方法で悩みます。

Windows 10 Build 9926 の場合は、コントロールパネルの[ホームグループ]から変更できました。パブリックからプライベートに変更すると、ホームグループが作成されちゃうので、不要なら[ホームグループへの参加の終了...] を。



ちなみに、これまでは...

[暫定情報] Windows 10 Build 9926 の Sysprep で致命的なエラーの件

Windows 10 Technical Preview for Enterprise Build 9926 の Hyper-V 用仮想マシン テンプレートを作ろうと、インストール直後に Sysprep を実行したのですが、「コンピューターの sysprep を実行中に致命的なエラーが発生しました。」となって失敗しました。

試行錯誤の末、ようやく成功する方法を見つけたのでメモ。ただし、これで 100%成功するかどうかはわからなので暫定的なメモってことで。

2015/01/23

リモートデスクトップ接続の Public モードについて

昨日の投稿に引き続き、リモートデスクトップ接続 (mstsc.exe) のあまり知られていないオプションの話。昨日は新しい /RestrictedAdmin オプションの話でしたが、今日は古くからある /Public オプションについて。拙著『Windows Server 2012 R2 テクノロジ入門 (p.574)』『Windows Server 2012 テクノロジ入門 (p.464)』のフォローアップを兼ねて...

2015/01/22

リモートデスクトップ接続の RestrictedAdmin モードが既定で無効に変わってた

Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2のリモート デスクトップ サービスの新機能の 1 つに、RestrictedAdmin モード (制限付き管理モード) による接続機能があります。

What's New in Remote Desktop Services in Windows Server > RestrictedAdmin Mode Remote Desktop
[URL] https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn283323.aspx#BKMK_Admin

知らない間にこの機能の対応 OS の拡大と、Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 におけるこの機能の既定の動作の変更が行われていました。

KB287199: マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: 資格情報の保護と管理を強化する更新プログラム (2014 年 5 月 13 日) 
[URL] https://support.microsoft.com/kb/2871997
※RDP 8.0 以降に対応した Windows 7、Windows 8、Windows Server 2008 R2、および Windows Server 2012 に対して、 RestrictedAdmin モードのサポートを追加する更新プログラム


KB2973351: マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: 2919355 更新プログラムがインストールされた Windows ベースのシステムで資格情報の保護と管理を強化するレジストリの更新(2014 年 7 月 8 日) 
[URL]  https://support.microsoft.com/kb/2973351
KB2975625: マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: 2919355 更新プログラムがインストールされていない Windows システムで資格情報の保護と管理を強化するレジストリの更新(2014 年 7 月 8 日) 
[URL]  https://support.microsoft.com/kb/2975625
※ RestrictedAdmin の有効化/無効化を行うための DisableRestrictedAdmin レジストリを提供する更新プログラム。Windows 8.1 と Windows Server 2012 R2 は、既定で RestrictedAdmin モードが無効になる(以前は既定で有効だった)。

この変更を知らずに、RestrictedAdmin モードを使おうとすると、“アカウントの制限により、このユーザーはサインインできません。空のパスワードが許可されていない、サインイン時間が制限されている、またはポリシーによる制限が適用されたなどの理由が考えられます。” と表示され...

2015/01/21

SMB のトランスポートでかつて利用できた Direct Hosting IPX の話

@IT さんの記事『ファイル共有プロトコル、SMBとCIFSの違いを正しく理解できていますか?(前編)』に出てくる、Direct Hosting IPX (NetBIOS over IPX (NBX, NBIPX) でないやつ) ですが、クライアント側は Windows 95 と Windows for Worgroups 3.11 まで、サーバー側は Windows Server 2003 R2 まで対応していたらしい。

現在の MS-CIFS に規定されている Direct Hosting は、Direct Hosting of SMB (Microsoft-DS) ではなく、こっちの古い Direct Hosting IPX のほう。IPX は、Novell NetWare の初期のコア プロトコルである IPX/SPX の下位 (ネットワーク層) のプロトコル。企業内 LAN では、TCP/IP よりも、NetBEUI よりも、IPX/SPX がメジャーだった時代もありました。

参考:
MSDN Library > [MS-CIFS]: Common Internet File System (CIFS) Protocol > 2.1.2.1 Direct IPX Transport
[URL] https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ee442180.aspx

Description of Microsoft NWLINK IPX/SPX-Compatible Transport 
[URL]  http://support.microsoft.com/kb/203051
"NOTE: Windows 95 and Windows for Workgroups 3.11 use Direct Hosting by default. Windows NT Server 3.5 and later support Direct Hosting using the Server service only. "

MSDN Library > EnableWFW311DirectIPX
[URL] https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc757933(v=ws.10).aspx

今、Direct Hosting IPX を試そうとしても、クライアント環境を用意するのが大変ですが、この前復活した Windows 95 の仮想マシン (メモ: Microsoft Virtual PC で作成した WIN95 仮想マシンを Windows Virtual PC で...) と Windows Server 2003 R2 SP1 仮想マシンの組わせで試してみました。もはや何の役にもたたない情報ですが、Windows や SMB の歴史的な価値のある情報かと。

2015/01/20

cURL と SMB/CIFS

@IT さんの連載で SMB と CIFS の違いについて説明を試みています。今後の連載では、Windows で SMB 2/3 を無効にする方法や、SMB/CIFS と Linux、SMB/CIFS と Mac について説明していくつもりです。

ファイル共有プロトコル、SMBとCIFSの違いを正しく理解できていますか?(前編)
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1501/19/news092.html

以下の MS さんのブログを見ると、“CIFS-The ancient version of SMB that was part of Microsoft Windows NT 4.0 in 1996. SMB1 supersedes this version. ” “SMB 1.0 (or SMB1)-The version used in Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003 and Windows Server 2003 R2 ” と書いあります。これを見て ??? と感じた方は、@IT さんの私の記事を見てみてください。

Windows Server 2012 R2: Which version of the SMB protocol (SMB 1.0, SMB 2.0, SMB 2.1, SMB 3.0 or SMB 3.02) are you using?
[URL] http://blogs.technet.com/b/josebda/archive/2013/10/02/windows-server-2012-r2-which-version-of-the-smb-protocol-smb-1-0-smb-2-0-smb-2-1-smb-3-0-or-smb-3-02-you-are-using.aspx

ところで、今月、cURL の新バージョン 7.40.0 がリリースされました。cURL (カール)は、HTTP や HTTPS、FTP などのプロトコルでファイル転送を行うための、Linux や BSD ではお馴染みのコマンドライン ツールです。新バージョン 7.40.0 では、SMB/CIFS プロトコルのサポートが追加されたそうです。

cURL
[URL] http://curl.haxx.se/

openSUSE 13.2 で cURL 7.40.0 の smb:// への対応を確認しました。(Windows 版の cURL 7.40.0 だと、smb:// を使えないかも)


この cURL の SMB/CIFS プロトコルのサポートが言っている SMB/CIFS は何かというと、SMB ダイレクト NT LM 0.12 の SMB 1.0/CIFS のことでした。現在の SMB/CIFS の解釈に従った正しい表現です。以下のキャプチャを見るとわかるように、NT LM 0.12 より古いダイアレクトと、SMB 2.0 以降の新しいダイアレクトには対応していません。使用する TCP ポートは、Microsoft-DS (445/TCP) でした。


ソースコード (smb.c) を見ても、現時点では「NT LM 0.12」だけに対応していることがわかります。

static CURLcode smb_send_negotiate(struct connectdata *conn)
 {
   const char *msg = "\x00\x0c\x00\x02NT LM 0.12";
   return smb_send_message(conn, SMB_COM_NEGOTIATE, msg, 15);
 }


ソースコード (urldata.h) を見ると、NetBIOS Session (139/TCP) にも対応していないのがわかります。

#define PORT_SMB 445

cURL の TODO リスト を見ると、現在は、NTLMv1 にのみ対応し、NTLMv2 への対応は今後の予定だそうな。

追記)
Windows 版 (Win64 - Generic) の cURL 7.40.0 では smb:// を使えないようですが、Windows だと普通に SMB (SMB 1.0/CIFS より速い SMB 2.x 以降を含む) が使えるので、意図的に無効化されているのかもです。


2015/01/17

メモ: Microsoft Virtual PC で作成した WIN95 仮想マシンを Windows Virtual PC で...

ちょっと古い投稿ですが、以前、Microsoft Virtual PC 2007 (2004 かも) で作成した Windows 95 の仮想マシンを Windows 7 の Windows Virtual PC で動かそうとして、右のような画面のまま止まってしまい失敗したことがありました。

仮想マシン環境にレガシー Windows を入れる前に... (2010/02/05)

ちょっと、Windows 95 のネットワーク回りで確認したいことがあったので、再挑戦。

2015/01/15

Microsoft Virtual Server の延長サポートが終了しました


Windows 7 のメインストリーム サポートが昨日で終了し、2020 年 1 月 15 日 (日本時間)までの延長サポートに入ったことがちょっと話題になっていますが、Microsoft Virtual Server 2005 (有償製品) および Microsoft Virtual Server 2005 R2 (途中から無償化) の延長サポートが昨日終了しちゃいました。

サポート ライフサイクル検索 > 製品名: Virtual Server
[URL] http://support2.microsoft.com/lifecycle/search/default.aspx?sort=PN&alpha=Virtual+Server&Filter=FilterNO

2015 年 7 月 15 日 (日本時間) に Windows Server 2003/2003 R2 の延長サポートが終了しますが、Windows Server 2003/2003 R2 で動くサーバー仮想化製品はお先にサポート終了です。他にも、HIS 2004、MOM 2005、SMS 2003/2003 R2 とかが同じ日にサポート終了です。何の略称かは、まだ使っているならわかるはず。

参考: Virtual Server 2005 R2 の管理コンソール

2015/01/09

メモ: マイクロソフトの Web サイトで login.live.com へのリダイレクトがループした後に失敗するとき

Internet Explorer (IE) でマイクロソフトの Web サイトにアクセスする際に、Microsoft アカウントによるサインインが必要でなさそうな URL なのに、login.live.com にリダイレクトされ、目的の URL と login.live.com の間をしばらくループしたあと、次のようなエラーで失敗するということが、何度かありました。遭遇すると、ループに時間がかかってすごくイライラします。
"Something went wrong and we can't sign you in right now.
Please try again later."

これまでは、IE を再起動する、PC を再起動する、とりあえず別のブラウザーでアクセスする、といった方法で対処していましたが、次の方法で解消できるかもしれません ... というメモ
  1. http://account.live.com にアクセスする (既にサインイン済み?)
  2. http://account.live.com からサインアウトする
  3. 目的の URL を開いてみる
Office 365/2013 C2R のトラブルを参考にしました。

参考:
Error: “Something went wrong and we can't sign you in right now” when trying to install Office 2013 
[URL] http://support.microsoft.com/kb/2811180/

2015/01/06

止められない Hyper-V で SLAT 対応状況を知りたい 2 (ちょっと止めるけど構成変更はなし)

昨日は、Hyper-V が動いている PC で SLAT (Second Level Address Translation)  対応状況を調べようとして失敗しました。SLAT は、ハイパーバイザーが行うアドレス変換処理をハードウェアで肩代わりする機能なので、ハイパーバイザーの上で動いている OS からは見えなくて当然のような気がしてきました。

止められない Hyper-V で SLAT 対応状況を調べることは諦めます。ですが、ちょっとだけ止められるときに使える方法を見つけました。これなら、BCD ストアをいじって Hyper-V を一時的にオフにするようなシステム変更は必要ありません。OS をインストールする前のベアメタル環境でも使えると思います。

Windows Server 2012 以降のトラブルシューティング ツールのコマンドプロンプトを起動するか、Windows Server 2012 または Windows 8 以降の OS インストールメディアで PC を起動して Shift+F10 キーを押しコマンドプロンプトを開きます。あとは、以下のコマンドラインを実行するだけ。TRUE なら SLAT 対応、FALSE なら非対応です。

WMIC CPU Get SecondLevelAddressTranslationExtensions



2015/01/05

投稿初め: 止められない Hyper-V で SLAT 対応状況を知りたい (失敗)

(1/6: 内容を訂正しました)

次期 Windows Server のプレビュー版である Windows Server Technical Preview では、Hyper-V のシステム要件として SLAT (Second Level Address Translation: 第 2 レベル アドレス変換) の機能が必須になっています。

SLAT への対応状況は、Windows 標準のシステム情報 (Msinfo32.exe または systeminfo.exe) や Windows Sysinternals の Coreinfo (http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/cc835722.aspx) を使ってチェックできますが、既に Hyper-V が動いているサーバーをチェックすることはできません。Hyper-V を一時的に無効化してチェックすればできますが、それは面倒ですし、止められない場合もあるでしょう。そんなときに使えるツールをご紹介...見つけたと思ったんですが、やっぱりだめでした。