2014/10/30

System Center 2012 R2 Update Rollup 4

System Center 2012 R2 を導入している場合は、3ヶ月に1度の更新ロールアップです。System Center 2012 R2 RU4 です。System Center 2012 SP1 の場合は RU8。

Update Rollup 4 for System Center 2012 R2 
[URL] https://support.microsoft.com/kb/2992012

毎度のことですが、Microsoft Updateで更新するだけじゃ不十分なのでご注意を。KB2992012 の各コンポーネントごとの説明をよく読んで対処しましょう。

SCVMMとSCDPMは管理対象のエージェントの更新(SCVMM 3.2.7768.0、SCDPM 4.2.1273)が必要です。SCDPM のエージェントは更新後に再起動が必要でした。

SCOM は、いつものように SQL スクリプト (\Program Files\Microsoft System Center 2012 R2\Operations Manager\Server \SQL Script for Update Rollups\update_rollup_mom_db.sql、UR_Datawarehouse.sql) の実行が必要。

更新版の管理パックが \Program Files\Microsoft System Center 2012 R2\Operations Manager\Server\Management Packs for Update Rollups にあるのでインポートが必要です。VMMに付属している管理パックも更新されているので、SCVMM と SCOM を統合構成にしている場合は、VMM の管理パックを \Program Files\Microsoft System Center 2012 R2\Virtual Machine Manager\ManagementPacks から SCOM にインポートして更新する必要あり。(←どちらも既にインポート済みバージョンでした)

なお、SCOM のエージェントは、Microsoft Update で更新されます。

関連:
DPM 2012 R2 UR3 の更新が 0x80070643 で繰り返し失敗する件 (回避策あり) (2014/09/04)
System Center 2012 R2 Update Rollup 3 (2014/07/30)

2014/10/29

Windows Server Technical Preview の評価日記 (その6): 2 ノード クラスターで Storage Replica

Windows Server Technical Preview の新機能であるストレージ レプリカ (Storage Replica) のステップ バイ ステップ ガイドが公開されています。

Technical Preview Step-by-Step Guide: Storage Replica (Windows Server Technical Preview Storage Replica Guide.docx)
[URL] http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=514902


Technical Preview ではいろいろと制約があります。2 台のサーバー間で構成するには、New-SRPartnership コマンドレットを使用する必要があります。フェールオーバー クラスターの場合は、フェールオーバー クラスター マネージャーの GUI でできます。ガイドによると、クラスターの場合、最低でも 4 ノードが必要となっていますが、2 ノードでもできました。

2014/10/27

Windows Technical Preview for Enterprise のライセンス認証が失敗する問題の件

Windows Technical Preview for Enterprise (Windows 10 Enterprise Technical Preview) を新しいビルド 9860(以前は9841) にアップグレードすると、Windows ライセンス認証 (アクティベーション) が失敗します。for Enterprise じゃあない Windows Technical Preview は問題なし。

Unable to Activate after Upgrading
[URL] https://social.technet.microsoft.com/Forums/windows/en-US/ab124470-5ae2-43b0-b542-74485683396a/unable-to-activate-after-upgrading?forum=WinPreview2014Setup

Cannot activate Windows 10 Technical Preview Enterprise build 9860 Error: 0x8004FC12
[URL] https://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/1c699145-e282-4f21-b3b1-31486c5f489c/cannot-activate-windows-10-technical-preview-enterprise-build-9860-error-0x8004fc12?forum=WinPreview2014Setup


この問題を回避するには、ここに公開されている Windows Technical Preview for Enterprise のプロダクト キー (PBHCJ-Q2NYD-2PX34-T2TD6-233PK) を入力してあげる必要があります。

コマンドプロンプト (管理者として実行) からだと

cscript slmgr.vbs /ipk PBHCJ-Q2NYD-2PX34-T2TD6-233PK
cscript slmgr.vbs /ato


それでも失敗する場合は、Windows を再起動。再起動後に、自動認証が完了しているはず。

2014/11/14 追記)
Build 9879 も同じ問題ありました。

2014/10/26

Build 9860 で...1024x768 未満でも...モダン アプリ が...動いたぁ

Windows 10 Techincal Preview に新しいビルド 9860(以前は9841) が出ましたが、もしかしてだけど、もしかしてだけど、モダン アプリの解像度制限が解除されているんじゃないのぉ。

Windows 8、Windows 8.1、Windows 10 Technical Preview (ビルド9841) までは 1024x768 以上ないと、モダン アプリを起動できませんが、ビルド 9860 にしたらできやいました。

最大 1024x600 の PC で試したんですが、解像度に 320x200 の選択肢も発見。これでもアプリ動きます。

こんな小さい画面で Technical Preview 試してる人はいないと思いますが...

何かの間違いかもしれませんし、アプリの設計指針が変わるのかもしれませんし、Windows 10 の正式リリース時にはどうなるかもわかりません。

関連:
逆襲のネットブック @IT (2014/07/14)
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1407/14/news017.html


2014/10/24

Hyper-V サポート対象 Linux の一覧更新 ~ FreeBSD!

Hyper-V のサポート対象 Linux の一覧が更新されました。 ページ タイトルが "Linux and FreeBSD Virtual Machines on Hyper-V" (Updated: May 7, 2014) から "Linux and FreeBSD Virtual Machines on Hyper-V" (Updated: October 21, 2014) に変わり、FreeBSD がようやくサポート一覧に掲載さました。Ubuntu 14.10 も追加されてます。また、Applies To:に "Microsoft Hyper-V Server Technical Preview, Windows 10 Technical Preview, Windows Server Technical Preview" が追加されています。

Linux and FreeBSD Virtual Machines on Hyper-V (Updated: October 21, 2014)
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531030.aspx
FreeBSD virtual machines on Hyper-V
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn848318.aspx
Best practices for running FreeBSD on Hyper-V
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn848317.aspx


関連:
Hyper-V サポート対象 Linux の一覧更新 (2014/05/07): Ubuntu 14.04 LTS 追加など (2014/05/08)
Windows Server 2012 R2 Hyper-V and FreeBSD 10.0-RELEASE & hv-kvp-1.0 (2014/01/20)

 

Windows Server Technical Preview の評価日記 (その5): Sysem Center Technical Preview をぜんぶ入れてみる

System Center Technical Preview を Windows Server Technical Preview  にとりあえず全部入れてみました。注意点や前提コンポーネントの入手元リンクなどをメモ...

2014/10/23

Windows Server Technical Preview の評価日記 (その4): Windows Identity Foundation が無いぞ!

SharePoint Server 2010 は Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 にはインストールできませんでしたが、SharePoint Server 2010 Service Pack 2 適用済みのメディアでインストールできるようになったそうな。

SharePoint 2010 support for Windows Server 2012 and Windows Server 2012 R2
[URL] https://support.microsoft.com/kb/2724471/en-us


SharePoint 2013 があるじゃないのと言われそうですが、SharePoint Server 2010 を前提としているものがあるんですよね。System Center Service Manager とか...

ところで、Windows Server Technical Preview にはインストールできませんでした。なぜなら、前提の Windows Identity Foundation が入らないから...

2014/10/21

SQL Server Backup to Microsoft Azure Tool と CSV ボリュームの問題

SQL Server Backup to Microsoft Azure Tool を使用すると、SQL Server のデータベースを Azure Blog ストレージにバックアップできるのですが、Azure 復旧サービスの Azure Recovery Services Agent と同居できないという既知の問題があるそうです。

Known Issue: Windows Server Backup / Windows Azure Backup が正常に実行できなくなる
[URL] http://blogs.msdn.com/b/jpsql/archive/2014/10/07/known-issue-windows-server-backup-windows-azure-backup.aspx

Microsoft SQL Server Backup to Microsoft Azure Tool 
[URL] http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=40740

ちなみに、SQL Server 2012 SP1 CU2 以降および SQL Server 2014 の場合は、 SQL Server Backup to Microsoft Azure Tool を使用しなくても BACKUP/RESTORE ステートメント (SQL Server Backup to URL) だけでも Azure にバックアップできます。

この困ったちゃんの SQL Server Backup to Microsoft Azure Tool ですが、クラスターの共有ボリューム (CSV) を持つフェールオーバー クラスターとも仲良くできないみたい。このツールを入れたあと再起動したノードだけ、ボリュームをオンラインにしようとしても「エラー コード: 0x80070102 待ち操作がタイムアウトになりました」で失敗するように。



SQL Server Backup to Microsoft Azure Tool のアンインストール&ノードの再起動で復旧しました。


2014/10/18

山市良のうぃんどうず日記: Double-Hung Windows の DIY 修理編

@IT さんで「山市良のうぃんどうず日記」という連載をやってますが、今回は我が家の Windows のトラブルシューティングの件。Windows とはいっても OS の話ではなく、CertainTeed 社の Double-Hung Windows が壊れたので自分で修理してみたという話。

我が家のほとんどの部屋の窓は、上下に開閉できるダブルハング ウィンドウという代物。先月末、その窓の 1 つの下部が、空いた状態でとまらない状態に (手を離すとストン)。

掃除用のチルト機構で内側に倒してみると、バネのような怪しげなワッカを発見 (→)。他の正常な窓にはこんなものない。どうやら、窓の中央部分から左右で下窓を吊り下げているバネが破断している様子。

我が家のすべての窓を調べたら、他に片方破断している窓を 2 窓発見。片バネ状態は、いつまで持つかわからないので、とりあえず片方破断している窓のバネを取り外し、2 コ 1 で 1 窓を復活。これで、2 窓が完全にストンな状態。窓の構造は把握したので、なんとか交換品を手に入れて、残る 2 窓も修理したいことろ。問題は、我が家の施工会社がもうこの世に存在しないこと...

2014/10/14

Microsoft Virtual Machine Converter 3.0

Microsoft Virtual Machine Converter (MVMC) 3.0 がリリースされました。

Microsoft Virtual Machine Converter 3.0 is now available for download
[URL] http://blogs.technet.com/b/scvmm/archive/2014/10/13/microsoft-virtual-machine-converter-3-0-is-now-available-for-download.aspx
Microsoft Virtual Machine Converter 3.0
[URL] http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42497
(2014/12/17 追記: 12/2 付けで 3.1 に差し替えになってました。ダウンロード センターの表記は 3.0 のまま)
 
MVMC はもともと VMware 仮想マシンを Hyper-V 仮想マシンに変換するツール。MVMC 2.0 では Linux ゲストの変換と Azure 仮想マシンへの変換が追加されました。MVMC 3.0 では Windows  PC の物理変換 (P2V) が追加されています。

物理変換のサポート対象は、Windows Vista 以降および Windows Server 2008 以降。Windows Server 2003 は対象外。

Azure への P2V は対応していないみたい。Migrate to Microsoft Azure オプションは、Virtual machine conversion (VMware 仮想マシンの V2V) を選択したときだけ出てきます。

System Center 2012 Virtual Machine Manager (VMM) までは P2V 機能がありましたが、System Center 2012 R2 VMM から駆除削除されました。MVMC 3.0 でスタンドアロン ツールとしてようやく復活した感じ。そういえば、上の画面の P2V の UI って、VMM にあったやつにそっくり。

関連する投稿:
メモ: Microsoft Virtual Machine Converter 2.0 (追記あり) (2014/04/16)
System Center 2012R2 > さよなら P2V (2013/10/18)

2014/10/11

Windows Server Technical Preview の評価日記 (その3): 評価の前に

Technical Preview の入手元、評価期限、ライセンス条項についてメモ

ライセンス条項に同意する前に、ちゃんと読みましょう。

2014/10/10

Windows Server Technical Preview の評価日記(その2): MultiPoint Services

ええやん!MultiPoint Services の巻

Windows Server Technical Preview の役割として新たに MultiPoint Services が追加されました。教育機関向けに提供している Windows MultiPoint Server の機能です。

Windows MultiPoint Server 2012  (英語)
[URL] http://www.microsoft.com/windows/multipoint/
Windows MultiPoint Server 2011 (日本語)
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/education/multipoint.aspx

Windows MultiPoint Server は、これまで触れる機会が無かったのですが、Windows Server Technical Preview で試したみたら、これまた、いと面白し。

2014/10/08

Windows Server Technical Preview の評価日記(その1)

@IT さんにこんな記事を書きました。

Windows 10と次期Windows ServerのTechnical Preview、現わる
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1410/03/news019.html

Windows Server Technical Preview については、Hyper-V をちょっと試しただけの記事ですが、その他の役割や機能について、その後わかった情報など。

2014/10/03

Azure Site Recovery オール GA

Azure 復旧サービスの Azure Site Recovery で、この 6 月からプレビュー提供だった Azure へのサイト回復機能が GA (General Availability)、正式リリースになりました。プレビュー料金 (50%オフ、2,754 円/月) は 11 月 30 日まで。新料金 (5,508 円/月) は 12 月 1 日から。

Disaster Recovery to Azure using Azure Site Recovery is now GA (Thursday, October 2, 2014)
[URL] http://azure.microsoft.com/blog/2014/10/02/disaster-recovery-to-azure-using-azure-site-recovery-is-now-ga/

タイトルにオール GA って書いちゃったけど、Azure 側でのスクリプトの実行サポートは、Azure Automation がプレビューの関係上、まだプレビュー。

関連:
お勧めドキュメント: Azure 自習書 - Azure Site Recovery オンプレミスから Azure のサイト回復 (2014/09/29)

2014/10/02

Hyper-V サポート対象 Linux の一覧更新 ~ RHEL 7/CentOS 7 追加、Copy-VMFile サポート

2014/08/29(米国時間)付けで Windows Server 2012 R2 Hyper-Vのサポート対象Linuxの一覧が更新されてました。見逃してました。

Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 7.0 と Cent OS 7.0 がリストに追加されています。また、File copy from host to guest という機能が RHEL 7.0、CentOS 7.0、Ubuntu 14.04 LTS に追加されていました。

CentOS and Red Hat Enterprise Linux virtual machines on Hyper-V (Updated: August 29, 2014)
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531026.aspx
Ubuntu virtual machines on Hyper-V (Updated: August 29, 2014)
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531029.aspx

File copy from host to guest は、Windows 仮想マシンにおけるゲスト サービスと Copy-VMFileCopy コマンドレットによるホストからゲストへのファイル コピー機能の Linux 対応です。Ubuntu 14.04 LTS でやってみました。