2013/07/17

お勧め新作: WS & SC 2012 R2 Preview 評価ガイド

Windows Server 2012 R2 Preview と System Center 2012 R2 Preview の “日本” オリジナル評価ガイドできました。

Windows Server 2012 R2 Preview&System Center 2012 R2 Preview 評価ガイド
[URL] http://download.microsoft.com/download/B/F/4/BF474812-BE9E-41CE-9F5F-6C6E2F0B5B22/WSSC12R2PreviewEvalGuide.docx

(Word 2013 の閲覧モードって改頁位置を無視するのかしらん→)

Windows Server 2012 R2 製品サイトSystem Center 2012 R2 製品サイト のトップ ページからもダウンロードできます。

IT 系雑誌のムックのような感じで、日本語環境でのスクリーンショットを多数掲載しています。スクリーンショットを見るだけでも、新機能がどんなものか想像できると思います。日本語環境特有の問題 (MS さんが把握していないかもしれないものも含め) についてもいくつか書いてあります。設定方法とか詳しいところまでは書いていませんが、マイクロソフトのサイトに点在するドキュメント (英語) へのリンクを掲載してますので、評価の入り口としてお役立てください。

既に評価を始めていて、こんな現象に悩んでいる方に特にお勧めです。

● Windows 8.1 Preview から Workplace Join (社内→参加) したけど、AD FS に OAuth のエラーが記録されて失敗する。
→ 理由はわかりませんが、AD FS のサーバーのタイムゾーンを UTC または UTC よりマイナスの地域に設定するとよいかも。
● Work Folders (Sync Share) をセットアップしたけど、クライアントから接続できない。
→ 証明書のバインドが必要です。IID ホスト可能な Web コア (HWC) を使っているので、本来なら netsh http add sslcert... でやるんでしょうが、IIS マネージャーで簡単に設定できます。
● インターネット側から Web アプリケーション プロキシで公開した Work Folders に接続できない。
→ エンタープライズ PKI の証明書を使っている場合、証明書の失効状態を確認できるようになってますか? Web で CRL を公開しましょう。このことは評価ガイドには書いてませんが、証明書とはそんなものです。
● Windows Server 2012 R2 Preview から 2012 に Hyper-V 仮想マシンをクロス バージョン ライブ マイグレーションできない。
→  そういう仕様です。できるのは 2012 から 2012 R2 Preview の一方向です。
● 仮想マシン接続 (vmconnect.exe) で USB デバイスをリダイレクトできるんじゃないの?
→ USB メモリはドライブ リダイレクトでできます。ゲストが RemoteFX USB デバイス リダイレクトに対応していれば RemoteFX USB リダイレクトも機能しますが、そもそも USB メモリは RemoteFX USB デバイス リダイレクトの対象外です。→ 「Windows Server 2012 R2 Preview > 拡張セッション モードのヒミツ
●仮想ハード ディスクの共有 (Shared VHDX) を有効にできない。
→ クラスターの共有ボリューム (CSV) またはスケールアウト ファイル サーバーの共有に VHDX を配置する必要があります。スケールアウト ファイル サーバーの共有を使用する場合は、共有に対して Hyper-V ホストのコンピューター アカウントがフル コントロールのアクセス許可を持つこと、および Hyper-V ホストに対してスケールアウト ファイル サーバーの cifs サービスに対する Kerberos の委任設定を行うことが必要です (だと思います)。
● Configuration Manager のバーチャル ハード ディスクの作成が動かない。
→ Hyper-V の役割など、動かすためにはいろいろと前提条件あります。また、日本語環境では失敗するので、英語 (en-us) 言語パックを入れてロケールを切り替える必要があります。
● Service Manager の Web ポータルをインストールできない。
→ SharePoint 2010 が前提なので、Windows Server 2008 R2 or 2008 SP2 の環境にインストールしましょう。
● Operations Manager で管理サーバーのステータスがいつからかグレー表示。
→ 私の場合、問題を解消するために Operations Manager を再インストールしました。メモリが足りてないと、データベースの処理が間に合わず、グレー表示になることもあるみたい。
● Orchestrator 用の System Center 2012 R2 Integraiton Pack が無い。
→ 無いみたいです。とりあえず System Center 2012 SP1 の Integration Pack が使えるようです。
● Windows 8.1 の Auto-Trriggered VPN ってどう設定するの?
→ Configuration Manager の VPN プロファイルで配布できます。評価ガイドにはこれしか書いていませんが、Windows 8.1 のローカルで設定するには、「Windows 8.1 Preview > Auto-triggered VPN ってどこ」「Windows 8.1 Preview > Auto-Triggered VPN できた」を参考にしてください。つい先ほど、設定方法を見つけました。

あっ、あと、Windows Server 2012 と System Center 2012 SP1 を評価した事のある人なら苦労しませんが、そうでない場合は苦労すると思います。R2 Preview の変更点のほとんどは、これらのバージョンの機能の拡張や改善ですから。

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