2013/05/27

Windows Server 2012 > クラスター化された記憶域スペース (Clustered Storage Spaces)

Windows Server 2012 の記憶域スペース (Storage Spaces) は、複数の物理ディスクを束ねて記憶域プールを作成し、領域を仮想ディスクとして切り出し、論理的なディスクとして使用できる機能です。

この機能はスタンドアロンの Windows Server 2012 で利用できるのですが、フェールオーバー クラスターでも構成できることに最近気付きました。Clustered Storage Spaces (クラスター化された記憶域スペース) というようです。

Clustered Storage Spaces を構成するには、いろいろと条件があります。私の貧弱な評価環境では用意できないものです。

Clustered Storage Spaces を構成するには...

・ 4 GB 以上のディスクが 3 つ
・ ディスクへの接続は SAS (Serial Attached SCSI) のみ。iSCSI や FC はサポートされない。すべての ノードから接続できる必要があるため、共有 SAS アレイ装置が必要ということ。記憶域スペースは RAID に対応していないはずなので、RAID じゃあないアレイ (JBOD ?) ということに成ると思います。
・ 仮想ディスクの記憶域レイアウトは Simple または Mirror に対応。Parity は不可。
・ 仮想ディスクのプロビジョニングの種類は固定 (Fixed provisioning) のみ。最小限 (Thin provisioning) は不可

詳しくは...

Failover Clustering Hardware Requirements and Storage Options
[URL] http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj612869.aspx
Deploy Clustered Storage Spaces
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj822937.aspx
Server & Tools Blogs  >  Server & Management Blogs  >  Clustering and High-Availability
[URL] http://blogs.msdn.com/b/clustering/archive/2012/06/02/10314262.aspx


Windows Server 2012 ってまだまだ奥が深い... でも、共有 SAS アレイを普通にクラスターの共有ストレージとして使うのと比べて何がうれしいんだろうか? 安価な SAS JBOD (Just a Buch of Disks) アレイ (安価なのかどうかも分かりませんが...)を、記憶域スペースの機能でライト キャッシュ効果とか可用性とかをグレードアップできるとか?でしょうか。

2 件のコメント:

ビギナーズナックル さんのコメント...

いつも拝見させてもらっています。ありがとうございます。
ご教授願いたいのですが、hyper-vにおける階層化ストレージの件で、お願いします。

win2012r2上で、SSD+HDDの階層化ディスクをあらかじめ作成しておき、ドライブレターを当てた状態に
しました。
そこでHyper-vを有効にして仮想マシン(Linux)を作成し、Linuxの仮想ディスクとして、前述のドライブレターを当てた
ディスク内にvhdxを作りました。

ここでふと疑問が湧いたのですが、階層化ディスクの意義はよく使用されるファイルはSSDに、
そうでもないファイルはHDDに。というのは分かるのですが、例えばLinuxの場合、/home以下が
頻繁に使われるファイルが格納されていると仮定して、Hyper-vからはちゃんと/homeだとかその他の
ディレクトリが果たして認識されているのか。という疑問を抱きました。

PowerShellを使うと、頻繁に使用されるファイルを明示してハンドリングできるという記事は
見たことはあります。しかしその記事内ではwindowsを使用する場合の説明でした。
Hyper-vはwindowsという仕組みの中は見通せるけれど、Linuxはディレクトリの中身やらファイルやらを
ちゃんと識別できているのか、といった純粋な疑問を抱きました。

やはり/home以下は確実にSSDのTierに、みたいな設定はできるのでしょうか?あるいは出来ないのでしょうか?

もしかしてHyper-vはOS特有のディレクトリ構造とか、そう言ったものをすべて把握した上で、
全自動で階層化ストレージに「頻繁」と「そうでもない」のを振り分けているのでしょうか。

うまく説明できなくて申し訳ありません。

ご教示いただければ幸いです。よろしくお願いします。

山市 良 さんのコメント...

階層化ストレージは、Windows Serverの記憶域サービスの機能であって、Hyper-VもLinuxも関係ないと思いますが。単なる1つのVHDXファイルだと思います。階層間に移動(リアルタイムではなく、夜間とかの最適化処理です)は、ファイル単位だと思うので、中身(Linuxだろうがなんだろうが)は関係ないと思います。間違っていたらごめんなさい。