2013/04/11

Hyper-V 仮想マシンのクラウド バックアップはこんな感じ (になる予定)


昨日の投稿「Windows Azure Backup プレビュー (課金あり)」でお伝えしたとおり、これまで Windows Azure Online Backup (さらに以前は Microsoft Online Backup Services) と呼ばれていたクラウド ベースのバックアップ機能が、Windows Azure Backup (英語では Backup Vault) として Windows Azure のサービスに統合され、プレビュー提供が開始されました。

同時に限定プレビュー提供 (限定とは言ってもアンケートに回答すれば招待されます) が始まった Windows Azure Hyper-V Recovery Manager (英語では Hyper-V Recovery Manager Vault) も気になります。

Windows Azure > 復旧サービス
[URL] http://www.windowsazure.com/ja-jp/home/features/recovery-services/


今回は、将来利用可能になるであろう、これらのサービスを利用した Hyper-V のオフ サイト バックアップについて、ちょっと試してみました(失敗しましたが)。
Windows Azure Backup with System Center 2012 SP1 Data Protection Manager

Windows Server 2012 または Windows Server 2008 R2 SP1 に Windows Azure Backup エージェントを追加してスタンドアロンで使用する場合、Windows Server バックアップと良く似た操作でディスク ツー クラウドのスケジュール バックアップができます。ただし、Windows Server バックアップとは異なり、システム状態やベアメタル回復、アプリケーション (Hyper-V や SQL Server の VSS バックアップ) には対応しておらず、ファイルとフォルダーのバックアップだけに対応しています。

System Center 2012 SP1 Data Protection Manager (DPM) の環境に Windows Azure Backup エージェントをインストールすると、SCDPM のオンライン保護機能が利用可能になります。オンライン保護を利用するには、Windows Azure Backup に SCDPM のサーバーを登録します。こんな感じ。エージェントのインストールが失敗する場合は、2013 年 4 月の DPM 向け更新プログラムを Windows Update でインストールしてください。

(↓ ここだけ英語のサービス名称である Backup Vault になっている)

オンライン保護は、通常のディスク ツー ディスクのバックアップを行う保護グループで有効化できます。保護グループの作成ウィザードにはちゃんとクラウド アイコンと Windows Azure Backup の文字が見えます。

オンライン保護を有効化します。

保護グループのバックアップ対象(ディスク ツー ディスク) の中から、オンライン保護を行うものを選択します。選択できないもの (以下の場合は System State:システム状態) は、Windows Backup でサポートされないものだそうです。SQL Server のデータベースや Hyper-V のホスト設定、および仮想マシンは選択可能です。
残念ながら、Hyper-V ホスト設定(Host Component) のクラウドへのバックアップは失敗、仮想マシンのバックアップはいつまでたっても終わらず(SQL DB のバックアップは試していません)。←今ここ



Windows Azure Hyper-V Recovery Manager

Windows Azure Hyper-V Recovery Manager は、 Windows Server 2012 Hyper-V の Hyper-V レプリカと System Center 2012 SP1 Virtual Machine Manager (VMM) と連携して機能するサービスのようです。Hyper-V レプリカのレプリカ仮想マシンをクラウド上に作成して、同期するイメージでしょうか(たぶん)。オン プレミス側で問題があった場合は、クラウド側の仮想マシンを Windows Azure 上 (Windows Azure 仮想マシンと Windows Azure 仮想ネットワークの機能を使って) で起動できるんだと思います(たぶん)。大雑把に言うと、プライベート クラウド間のレプリケーションを調整し、回復を自動化するサービスになります。System Center 2012 SP1 Virtual Machine Manager を Hyper-V レプリカに対応させることができます(たぶん)。

この機能を利用するには、Windows Azure Hyper-V Recovery Manager をサインアップ (現在は限定プレビュー中) して資格情報コンテナーを作成し、公開キー証明書をアップロードした上で、VMM サーバーに Windows Azure Hyper-V Recovery Manager Provider というものをインストールしてセットアップします。

日本語環境でセットアップを実行したところ、証明書の選択しようとするとこんなエラーが。おそらく、ローカル コンピューターの証明書ストアのパスが 個人\証明書 なのが気に入らないんだと思います。

そこで、英語(en-us) の言語パックを追加して、システムロケールと表示言語を英語(en-us) に切り替え、再実行したところ、この問題を回避できました。
ところが、クラウドへのサーバー登録中に Internal Service Error が発生。現在ここ。


というわけで、動作を確認することはできなかったのですが、以下のドキュメントで雰囲気はつかめるかと。

Configure Windows Azure Recovery Services to provide a Hyper-V recovery environment
[URL] http://www.windowsazure.com/en-us/manage/services/recovery-services/configure-a-hyper-v-recovery-vault/?fb=ja-jp

また無駄に時間を費やしてしてしまった...

追記)
こちらのほうがイメージをつかみやすいです。

Guided Hands-on Lab: Disaster Recovery for Private Clouds with Windows Azure Hyper-V Recovery Manager - Build Your Private Cloud in a Month
[URL] http://blogs.technet.com/b/keithmayer/archive/2013/04/13/step-by-step-disaster-recovery-for-private-clouds-with-windows-azure-hyper-v-recovery-manager-build-your-private-cloud-in-a-month.aspx

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。