2012/07/27

App-V 5.0 Beta 2 を試してみた

Microsoft Application Virtualization (App-V) 5.0 の Beta Program に Beta 2 が公開されました。

Windows for your Business Blog > Second Public Beta of App-V 5.0 Now Available with Office Integration (2012/07/24)

App-V 5.0 では、現行の App-V 4.6 には色濃く残っていた SoftGrid 色 (App-V は、マイクロソフトが 2006 年 7 月に買収した Softricity 社の SoftGrid をベースにした製品です) がかなり消えているようで、大きく変更されるようです。さっそく、Adobe Reader X でもシーケンスしてみましょうか...


App-V Sequencer の起動画面はこんな感じ。現行バージョンの App-V 4.6 とあまり変わりませんね。


アプリケーションの種類に「アドオンまたはプラグイン」と「ミドルウェア」というのが追加され、複数のApp-Vアプリケーションの連携が簡単になるようです。連携には、現行バージョンの DSC(Dynamic Suite Composition) ではなく、Virtual Application Connectionという機能が使われるみたいです。


プライマリ仮想アプリケーションディレクトリ (PVAD) には、もう Q:ドライブは使いません。アプリケーションの既定のインストールパスにインストールできます。


プライマリ仮想アプリケーションディレクトリ (PVAD) とアプリケーションのインストーラーで指定するインストール先を一致させることが重要 (たぶん)。


カスタマイズしないなら、そのままパッケージを作成。


パッケージエディターを開くことなく、パッケージを作成して終了できます。


ちなみに、パッケージ エディターも現行バージョンの UI を引き継いでいます。現行バージョンではシーケンス中にあったショートカットとファイル関連付け (FTA) の編集機能は、パッケージ エディターに移されています。


作成されたパッケージはこんな感じ。現行バージョンのように、用途がよくわからないようなファイルがたくさんできることはありません。パッケージと構成ファイルくらいでシンプルぷるぷる。なお、パッケージ形式は .sft から .appv に変更になっています。


App-V 5.0 のパッケージの配信の方法は、現行バージョンと変わらないようです (たぶん)。App-V Management Server や Publishing Server を使用したストリーミング配信、Web サーバー (HTTP)、System Center 2012 Configuration Manager によるプッシュ配信、およびスタンドアローン (ファイルコピー) による手動展開が可能なようです。

手動で展開する場合は、App-V 5.0 Beta 2のエージェントをインストールしたコンピューターにパッケージをコピーして、AppVClientモジュールのコマンドレットを使用してユーザーまたはコンピューターに公開します。


ショートカットのプロパティで実行ファイルがどこにあるか確認してみると、%LOCALAPPDATA%\Microsoft\AppV\Client\Integration\<パッケージのGUID>\Root\Reader\AcroRd32.exe でした。<パッケージのGUID> は、%PROGRAMDATA%\Microsoft\AppV からのリンクになっています。<パッケージのGUID>\Root が、プライマリ仮想アプリケーションディレクトリ (PVAD) になっているようです。


App-V 5.0 Beta 2 と同じ日に、Microsoft Office 2013 カスタマープレビューが公開されました。この試用版には App-V 5.0 のテクノロジを利用した Click-To-Run 2.0 (クイック実行) が採用されているようです。Microsoft Office 2013 カスタマープレビューは、App-V 5.0 Beta 2 向けのシーケンス済みパッケージとしても提供されています (ただし英語版)。

Download Center > Microsoft Office 2013 Preview AppV packages 
[URL] http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=30423

App-V 5.0 Beta 2 のエージェントを展開してあれば、上記のパッケージを使って、App-V 5.0 Beta 2 のクライアント側の評価ができるというわけです。


ちなみに、App-V エージェントの UI は、こんな感じでメトロ風になりました。SoftGrid な感じはアイコンにしか残っていませんね。Windows PowerShell ベースのツールになっています。自動配信する場合は、このエージェントが代わりに Windows PowerShell のコマンドレットを動かしてくれるんでしょう (たぶん)。

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