2011/09/22

Windows 8 Developer Preview > Hyper-V 3.0 > MSCS なしで使えるのライブ マイグレーション 2+1

Windows Server Developer Preview の Hyper-V 3.0 を試行錯誤で触ってみているところです。新機能がなかなか面白いです。

Hyper-V Replica が使えたので、これとは別の Move アクションを試してみました。3 つのオプションが選択できますが、実質的には「Move virtual machine (仮想マシンの移動)」と「Move virtual machine's storag (仮想マシンのストレージに移動)」の 2つと思えばいいようです。これらは、フェールオーバー クラスター (MSCS) を構築しなくても利用できます。しかも、ライブ マイグレーションなんです。

こちらは、「Move virtual machine's storag (仮想マシンのストレージに移動)」のほう。同じ Hyper-V ホスト内で、稼働中の仮想マシンの構成ファイル (VHDX/VHD だけでなく、スナップショットや構成ファイルとかも) のパスを変更できます。仮想マシンはオンラインのまま、停止することなく完了します。特に設定なしで使えます。現在でも、System Center Virtual Machine Manager を使えば、「クイック ストレージ マイグレーション (記憶域の移行)」が利用できますが、そちらは状態の保存の復元が途中で入るため“クイック”です。Hyper-V 3.0 は“ライブ”です。



こちらは、 「Move virtual machine (仮想マシンの移動)」のほう。移動先の Hyper-V ホストと保存先パスを指定して移動できます。こちらは一瞬オフラインなっているみたいですが、ほぼライブ マイグレーションと言っていいと思います。


「Move virtual machine's storag (仮想マシンのストレージに移動)」を実行する場合は、移動先の Hyper-V ホストの「Hyper-V Settings」の「Virtual Machine Move Configuration」で、「Enable this computer to receive Virtual Machine Migrations」をチェックしておく必要があります。同時実行数の上限や、ライブ マイグレーションに使用するネットワーク接続を指定することもできるみたいです。



ちなみに、Hyper-V Replica を構成すると利用できるようになる「Planned Failover (計画的フェールオーバー)」は、ライブ マイグレーションではありません。必ず、仮想マシンをオフラインにする必要があります。Hyper-V Replica は、スナップショットをリモート サーバーにレプリケーションするようなものなので、両者の仮想マシンは一致していない場合があります。「Planned Failover (計画的フェールオーバー)」は、最後のレプリケーションで更新された仮想マシンをリモート サーバーで開始する (今度は、プライマリになって、レプリケーション元にできます) ので、ライブはできないということです。



従来のフェールオーバー クラスター構成を利用したライブ マイグレーションも引き続きサポートされます。新機能との使い分けは、次のような感じでしょうか?
  • 計画的な仮想マシンの移動には、仮想マシンやストレージの移動を使える。フェールオーバーは不要 (だけどフェールオーバーでもできるよ)。
  • 障害時フェールオーバーには、フェイルーバー クラスターによる自動切り替え (もれなくライブ マイグレーションも付いてくるよ) または Hyper-V Replica によるレプリカへの手動切り替え。

実は、もう 1 つ別のライブ マイグレーションもあるようなのです。その名は「RDS live migration」。Microsoft VDI のシナリオで使える SMB 共有ベースのもののようですが、まだよくわかっていません。Microsoft VDI のほうも、シナリオ ベースのセットアップ (RDS の複数サーバーを VDI 用に一括構成) や Gold VHD (Sysprep イメージ) を使用した仮想デスクトップのデプロイ機能など、新機能が盛りだくさんのようですが、うまく動きませんでした (Developer Preview なので深追いせず)。


どの機能も Beta 以前の段階の話ですので、話半分でご参考にしてください。

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